ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

ウィルス戦争勝利宣言?

すっかりコロナウィルスなんてなかったかのように元の生活に戻ったフランスです。
公共交通機関でのマスク着用は義務で違反者には罰金という措置がとられているので、かろうじて地下鉄やバス内ではマスクを付けてはいるもののそれ以外はホントに元通り。
ソーシャルディスタンスってなにそれっていう状態です。

 

今でも多くの方が亡くなっているいるし、新規にウィルスにかかっている方も3桁の数字でいる。
日本より人口少ないんですよね、フランスって。
それなのにウィルス戦争勝利宣言っておいおいっていう感じです。

 

小学校・中学校もうすぐ夏休みなのに、来週から全員義務だそうです。
なんとも急な決定。
夏休みまであと2週間通わせてどうするの?っていう気もしますが、子どもたちの安否確認なども含まれているんだろうな。
このまま夏休みを向かえるにはちょっと危うい家庭などをチェックするためには、義務にしないとっていうところなのかな。
それに経済も回していかないといけないのも良く分かる。

 

今までマスクをする習慣のなかった国民にマスクをさせたり、衛生面において注意喚起をおこなっても、やっぱりフランス人なんです。
距離感近いんですよ。
ビズ文化なくなるんでは、なんて一部では言われていましたが、そんなことはありません。
むしろ今まで人に近づけなかった分、より近づくようになっています。
やっぱり人恋しいフランス人。
彼も最近しょっちゅうお出かけ。
今まで我慢した反動がここにきてってカンジです。笑

 

コロナウィルスの影響で多くの国がロックダウンし、飛行機などの交通機関の運行が減り排気ガスによる環境汚染が改善なんていううれしいニュースの一方で、レストランではお持ち帰りのためのプラスチック容器がいつも以上に使われたり。
量り売りのお店では持ち込みの瓶に入れて購入できていたのが、ウィルス対策のため店内に設置してある袋を使用しなければいけなかったり、カフェがオープンしてもウィルス対策のためか店内で飲む場合でも紙コップだったり、仕方がない・・・でいいのかなぁなんて色々思うことがあります。

 

日本も含め、この期間多くの家庭が断捨離をしたようで、古着が溢れかえっているらしい。

普段の時からなので何とも言えませんが、フランスも道端にたくさん服や家具、買いだめしたけど消費出来なかった食材などが捨てられています。

ゴミ箱からまだ使える物を探し出す人がいるので、その人達のためにゴミ箱に入れずにゴミ箱横に置いてあるのか、漁った後の残骸なのか分かりませんが、ゴミで溢れかえっている時があります。

物を買う、捨てる、簡単だけど、責任持たないとなってつくづく思います。

毎日ゴミ回収に来てくれ、粗大ゴミも無料。

簡単に手放せるけど、それでいいのかな・・・。

 

ちなみにマスクを道路等に破棄した場合、罰金となっているフランスです。
なんだかなぁって思うのは私だけ?
そもそも道路に物を捨てるのもどうかと思うけど、ウィルスを拡散させないためのマスクをその辺に捨てるって・・・。
そういう行為を罰金っていう方法で取り締まらないと守れないってなんだがとってもガッカリします。
移動制限の時もどんどん厳しくなって、罰金もどんどん高くなって、そういう事でしか行動規制ができない国なのかなぁって・・・。
移民も多く、様々な価値観を持った人たちが暮らしている国だから仕方ないのかな。仕方ないでいいのかな・・・。

 

コロナウィルスによる経済的なダメージもそうだけど、他のところでも様々な影響が出ているように思いました。
ウィルス戦争に勝ったのではなく、ウィルスとともに生きていくんだと思う。
うまく一緒に生きていくために、ウィルスだけじゃなく、環境や人と人、それぞれ良いバランスの取り方を考えていかないといけないのかなぁと思う今日この頃です。

きっとその国その国の課題があるように、フランスで思った、感じた課題について書いてみました。

日本の母の日とフランスの母の日

結婚して初めての母の日。
日本とフランスでは日にちが違うんです。
日本の母の日はお馴染み5月の第2日曜日ですよね。
毎年母の日にはお花を贈っています。
実家から出て1人暮らしをするようになり、母の有り難みや母の存在をより大事に感じるようになり母の日はいつも感謝の気持ちを伝えるとともにお花を贈っています。
それほど遠くに住んでいる訳ではないけど、母の日にわざわざ帰省するのはちょっと気恥ずかしくネットやお花屋さんで予約して実家に贈っていました。
すぐに帰ることができなくなった今になって、あの時にちゃんと帰っていれば良かったなんて思うのは後の祭りですが、離れれば離れる程に愛おしく感じるもんなんですね。

小中学生の時は、エプロンや口紅なんかをプレゼントしていた時期もあったけど、少しずつ大人になりプレゼントする相手についてちゃんと考えるとなんだか何をプレゼントしたらいいか分からなくなってしまい。笑
エプロンをプレゼントした時は、冗談混じりにもっと母として働けって事?って言われたり。笑
プレゼントする相手を思っていたはずなのに、独りよがりになっていたなぁって。

そう思うとプレゼントって難しいですよね。
いくら気持ちを込めても必要ないものを送ってしまった時点でそれはその人にとってはゴミになってしまうことも。
その中でお花やガーデニングは母の一つの趣味なので、鉢植えで大きく育ったらお庭に植え替える事が可能な物を送るようにしています。
ちなみに母や父の誕生日などは毎年ではないけど、食事をプレゼントしたり旅行に誘ったりしています。
物としては残らないけど、何物にも変えられない経験(大げさ?)を一緒に共有することは、物質的な満足感では得られないものがあるなぁと感じています。

ということで、今年もお花を送りました。
日本に済んでいなくても、日本のサービスにアクセスして簡単に送ることができる。
年賀状の時にも思いましたが、ホントに便利な世の中ですよね。
今年はコロナの影響で発送状況の見通しが立ちにくく、母の日を大幅に過ぎて到着なんて事もありますねなんていう親切なお知らせもありつつ、でも流石日本、ばっちり母の日の前日に発送して下さいました。
こういうところ今までは当たり前だと思っていたけど、ホントに日本って相手の事を考えてサービスしたり、信頼を裏切らないようにする企業努力の凄さを感じます。
だからといって、身内を働きづめにするようなブラックはよくないですけど。まぁ日本もフランスもバランスが大事ですね。
フランスに嫁いで初の母の日はそんなカンジでした。

さてお次はフランスの母の日。
フランスの母の日はは6月7日でした。
100キロの移動制限は解除されたものの、特に会いに行ったりはしませんでした。
移動制限が厳しい時にかなり寂しくなってしまい、1日に2回も彼に電話をすることもあった、彼ママ。
罰金なんて関係ないから来なさい。笑。とまで言ったママ。
そういう問題じゃないですよね。
寂しいのも良く分かるし、ストレスがかかるのも良く分かるけど、そんな自分たちだけの身勝手な理由でウィルスを広げるかもしれない行動を取るわけにはいきません。
まぁそんな事で長いこと帰省していない彼。
結婚してから何度か彼は帰省していますが、私は何か別の用があったりで一度も帰省できていません。申し訳ない。
ちなみに私と日本の家族って何かない限り連絡を取ったりしないので、ほぼ毎日連絡が来る関係にかなり面食らいました。
私と日本の家族とは仲が悪い訳ではなく、連絡をとっても特に話題にすることもないしっていうカンジなので、何か話題になること、用がある時に連絡する関係です。
まぁそれぞれの間にそれぞれの関係性があるって事ですね。
ちなみに彼はママだけじゃなく、おばあちゃんからも頻繁に連絡がきます。

そんな彼、母の日はどんな事をするのかと思っていたら、帰省したときは食事をプレゼントしたりすることもあるけど、特に帰らない時は電話をするだけとの事。
なんとシンプル。

今年から急にお花とか送るようするのもなんだかなぁと思い、彼のいつものやり方をしてもらう事にしました。
前日に明日電話するの忘れてたら教えて~って言いながら就寝。
人間そこまで話題にしたりすれば忘れないと思うけどっていうのは、どうやら私の価値観のようです。
当日の朝にはすっかり記憶がリセット、見事に忘れていました。
こういうところすごいと思うけど、意外と忘れてって思う事は覚えている。まぁそんなもんか。

で、朝食後電話していた彼。
まぁいつもの事だけど、討論好きよね、フランス人。
何も母の日の電話でも熱くならなくても良いじゃんって思うのは、日本人だからなのかな?
近況を聞いて「ふーん」じゃ済ませられない。
ついつい意見や考えを話し、どんどん過熱。いっつもそんなカンジ。
最近は慣れたけど、はじめの頃はケンカしてんのかと思った。ホントにケンカしている時もあるけど。
そんな調子で私にも話しかけてくるので、それは止めてと最近は言うようにしています。(以前は我慢していたんですが、我慢の限界に達した時に爆発するのと、私自身討論が苦手で、それに参加してしまうとついつい相手を論破しようとしてしまいお互い気分が悪くなってしまうので)

小一時間くらい話し、何か私に話しかけてくる彼。
時々彼ママが私とも話したいって言ってくるので、それかなぁって思ったら違いました。
なんと1週間ママの家で過ごさないっていうお誘い。
はぁ?ですよね。

説明すると7月に3週間彼は出張で家を空けるんです。
っていっても仕事するのは前後2週間で、真ん中の1週間はオフ。
いやいや詰めてよって思うのは日本人的な考えなんでしょうか?
で、その真ん中1週間は家に帰らず出張先でプチバカンス(日本人からしたらもはやプチではないけど)、私も(暇なんで)その真ん中で彼と合流しプチ(?)バカンスの予定。
その前後1週間ずつはどうしても一人で家で過ごすことに。
これまでも彼の出張で家で一人っていうのはあったけど、フランス語の学校があったりでなんだかんだ日中は予定ありの状態。
今回はフランス語の学校も修了し、このままだと特にやることない可哀想な人になってしまうらしい、彼からしたら。
私は結構引きこもり体質なのか家でも結構やることあるし、お一人様行動大好きな人なので、全然なんだけど。
で、そのことをママに話した彼。
彼ママも一人は寂しいわよ、家にいらっしゃい。っとなった訳です。
いや~、一人が寂しいのはフランス人であって、私はかれこれずっと快適な独り暮らしだったわけで。今回、彼が出張に行くのも不便なフランスではあるけど、期間限定のプチ独り暮らし!ってカンジなんですけど。
っていう言葉を飲み込み、OKしました。

彼ママの家には行った事あるけど、実は泊まった事なくて(ママとしては泊まって欲しかったと思うけど、彼は友だちを選び友だち宅に宿泊)、今回初お泊まり。しかも彼なし、1週間!
どうなるのかしら。
後もう一つ心配なのは、私と仲良くしようと頑張ってくれているのか、息子しかいないから娘ができて喜んでくれているのか、真意は分からないんだけど、やたらと色々私に何か買い与えようとしてくれる。笑
一緒の時はさり気なく断ったり、別の実用的な物とかレストランに誘ったりするんだけど、色々服とか買いたいらしい。笑
全然趣味じゃない服とか鞄、アクセサリーが突然贈られて絶句という事も。
どうなるのかしら(2回目)。

前向きに考えれば、私の趣味思考を理解してもらえるチャンスだし、英語が話せるママだけど彼以上に私がフランス語を話すことを期待しているからプチホームステイっていう考えもできる。
まぁそんなフランスの母の日。
どうなるのかしら(3回目)。笑

まだ具体的には何も決まっていなくて、時期としてはバカンスに入る7月だから十分に流れる話しでもあるんですけど、私としては色々思いを巡らしています。笑
もし現実の話になったらまたブログで報告させて下さい。

渡仏前日のバタバタ

引っ越し前のバタバタについて今回は書こうと思います。
っていうか、なんでそんなに日程を詰め込んだんだろうと今振り返ると思いますが、きっと一刻も早く渡仏して彼と新生活を送りたかったんだと思います。笑
まぁ勢いが大事ですよね。笑

これまでも何度か書いたように、渡仏直前まで仕事していた私。
仕事納めた日の夜に携帯電話解約。
次の日の午前中にガス会社がガスを止めに来るのと不動産屋さんに鍵返却のためにやってきます。笑
嘘のような話しですが、本当です。笑
身体は疲弊しているのに、色々考えなきゃいけなくて頭はフル活動。
色々考えてはいるけど、基本すごい疲れているからミスするよね。

今考えてもゾッとする大きなミスをここでやらかしたんです。
携帯電話解約後に自宅に帰って、荷物の最終片付け。
なんてたって、明日には空にして引き渡さないといけないので。
捨てる荷物。フランスに送る荷物。妹に送る荷物。手荷物(この手荷物がとんでもない量になってまたまた目眩がしました)
そんなこんなで疲れた身体にむち打って、夜中に荷物発送。家の近所に24時間開いている郵便局の窓口があって、ホントに助かった。

夜中までゴソゴソと作業して、夜逃げのような気分でした。
幸いなことに次の日、退去日が燃えるゴミの日で助かった。

退去日も色々やることあるし、あらかた済んだところで仮眠。
ここ数日の疲れでコテって寝るんだけど、30分位ですぐに目が覚める。
トロトロするっていうよりは、目が覚めた途端急に脳が覚醒し、また色々と考え始める。
ここ数週間の私の睡眠の質こんなカンジでした。
寝れなくても身体は休まないとと横になるものの、落ち着かない。(寝袋で寝ているっていうのも関係する?笑)
不眠症ってこんなカンジなのかなと思いつつ、スマホいじったりとダラダラ(携帯解約していたけど、マンション内のフリーWifiが使えました)。
朝方、横になってても仕方ないって事で荷物チェック。

昨日の出勤最終日にお財布を忘れたので、何か抜けてないか確認。
ここでホントに確認しておいてよかったぁ。
そして、気が付いたのよ・・・・

なんと、なんとパスポートのないことに。
もうひょぇー。

お金がなくてもチケットはあるし、航空券はなくてもネットでいくらでも出せるし、

でも、でもパスポートがなきゃ行けん!

焦ったよね。

で、考える。
いつまであった?

昨日、お財布忘れたけどなぜか鞄の中にパスポートがあって、携帯の解約時に身分証明書が必要でそこで使ったから職場に忘れたってことはない。
docomoのお姉さん、返してくれてない?とか人を疑うように。笑

その後どうした?
家に帰って来て、荷物をまとめて・・・
郵便局に行って、最終便を送って・・・

あぁ~、スキャナー。

そうなんです。
妹にスキャナープリンターをあげる約束をしていて、昨日の最終便で送ったんです。
で、送る前に色々とスキャンしてて、・・・

フランスって書類社会で何かというと身分証明書や重要書類のコピーを要求されるので、妹に送る前にスキャンしデター化していたんです。
色々スキャンし、最後にスキャンしたのがどうやらパスポート。
スキャンするのに満足して、パスポートを挟んだまま、発送してしまったっぽい。

ぎゃーですよね。
確証はないけど、可能性は高い。
郵便局に出したのは深夜だから、まだ荷物は郵便局にある?
電話解約しちゃったから電話できない。
走った、走った。
早朝から超ダッシュ。笑
今思い出してブログに書いててもドキドキするくらい、ドキドキした。

郵便局に到着するとどうやら私のことを覚えてくれていた局員さんが対応してくれました。(深夜にフランスへの船便をくたびれた顔で発送してれば印象にも残るよね)
で、肝心な荷物ですが(こちらは、妹への荷物なので国内扱い)、出てしまったとのこと。

もうフランスに行けないんじゃないかと思いました。
出発日は明日の昼。
今日中に荷物を回収できなければ、もう行けない。

そんな私の落胆ぶりに同情してくれたのか、私の荷物を載せたトラックが隣の郵便局で回収している時間だからとりあえず聞いてみると、電話してくれることに。
もう神様かと思いました。

時間にしたら数分だと思うのですが、すっごく長く感じました。
で、さらにもう超神様っていうぐらいの対応が返ってきたんです。
なんと私の荷物を載せたトラックは運の良いことに隣の郵便局で回収中。これだけでもかなりラッキーなのに、私の荷物を探し出してくれ、私が出した郵便局に向かうトラックに私の荷物を載せてくれるとの事。
ホントに感謝しても感謝しきれない。
トラック到着のおおよその時間を聞いて、一旦帰宅。

といっても、プリンターの荷物の中にパスポートがある確率が100%じゃないところが、なんとも落ち着かないですが、昨日スキャンしてデータ化した情報にバッチリパスポートもあるので、しかも最後のデータ、家中探してもないならこれしか考えられないっ言い聞かせて、もくもくと引き渡すための最終準備をしていました。
いやー、落ち着かなかった。

 

で、言われた時間に郵便局に行くと、数時間前に発送した荷物が目の前に。
ダンボールを開ける手が震える、震える。笑

やっとダンボールが開いてもキチキチに詰めたので、プリンターのスキャン部分の蓋がなかなか開かない・・・

開いた・・・

 


あったぁ。

もう放心。
その場で座り込みそうになりました。

 

なんとか気持ちを落ち着かせ、再度ダンボールの蓋を閉めて梱包。
再発送しようと窓口にいったら、あったの?良かったね。じゃぁ荷物預かるねとさわやかな笑顔。
もう一度送料を支払おうとすると、発送扱いになってないから大丈夫とのこと。
もう超神様を越えた存在に。笑
日本の郵便局に一回やられたって事件があったけど、もうそんなの帳消しです。笑
その時の話しは下記をよろしければお読み下さい。

 

franpon.hatenablog.com

 

ホントにこの時親切にしていただいた郵便局の方々にはお礼を言っても言い切れないぐらいに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そんなバタバタの朝でしたが、無事に退去もでき、しかも綺麗に使っているという事で敷金もかなり戻ってくることが分かり、うれしい限りです。


そして疲れてボロボロですが、美容室へ。
ボロボロな上にかなりの大荷物。
さらにオーダーしたのが、半年くらい美容室に行かなくても大丈夫そうな髪型。

ツッコミどころ満載ですよね。
はい、もちろんイケメン美容師さんに色々聞かれました。

 

その後は、お疲れ一人ランチ。
頂いたお食事券を使い切る一人豪華海鮮ランチへ。(最後の最後までギリギリです)
ボロボロだけど髪の毛は整った、大荷物の変な人が一人ランチです。
誰も突っ込んでくれませんでした。
でも美味しかったな。

 

ランチ後は役所に転出届を出しへ。
この時言われた注意事項等は下記をよろしければお読み下さい。

 

franpon.hatenablog.com

 

そして、針治療へ。
私の癒しの先生なんです。
身も心も癒してもらいました。
次はゴールデンウイーク辺り、半年後に予約絶対に入れますって約束したのに・・・
帰国できず。まぁ仕方ないですが。
その時のお話は下記です。

 

franpon.hatenablog.com

 

 

 

針治療後は、飲み会(送別会)!

どんだけ詰め込むんじゃい!ってカンジですよね。
だって、昨日まで普通に仕事だったので、フリーになる日が一日しかなくて。

ここでも、ゴールデンウイークにまたゆっくり話そうね。なんて言ってお別れしたのですが・・・(仕方ない。)

 

で、終電でやっと実家に帰還!

というなんとも濃い一日でした。

で次の日のお昼頃には成田空港へ。笑

 

もう半年以上も経っているのか。
っていうか、フランスの手続き・・・半年も経過しているのに、かなりノロノロペースで進んでおります。

そしてブログもようやく日本出国まで話しが進んだ。
ここまで読んで頂きありがとうございます。

また次回。笑 なーんちゃって。

ウィルスとともに生きていく

いよいよフランスは5月11日に移動制限が緩和されます。
今までは、1キロ以内1時間の範囲で買い物やジョギングなどいくつかの項目において外出が可能でしたが、いずれも外出証明書を持たなければなりません。

移動制限緩和後は、行動できる範囲が一気に100キロまで広がります。
100キロを超える場合は、やはり証明書が必要で仕事などそれなりの理由が必要です。
テレワークが継続出来る場合は推奨されるようで、通勤は時差通勤をするようです。ラッシュ時はその時間に乗ってもいいみたいな証明書が必要(?)のようです。
公共の交通機関を利用する際、マスク着用が義務で違反者は罰金だそうです。
つい最近までマスクはすでにかかってしまった人と医療関係者以外はマスクは必要ないって言ってたのに・・・
義務。しかも違反者は罰金って。
対応が全く変わりました。
っていうか、マスク配ってくれるって話しはどこに?
ようやく販売はされたようですが。

今回の移動緩和はあくまでも緩和であって終わった訳ではない。ウィルスとともに生きていくという事のようですが、どこまでフランス人に響いているかは謎ですが。
11日にあちこちでパーティやらピクニックやらでまたマクロン大統領が怒るんじゃないかと思っています。
ただBARやレストランなどの飲食店は閉まったままです。
ちなみに10人以上で集まるのも禁止です。
でもこんなに良いお天気だとピクニックしたくなる気持ちは分かります。ずっと公園もしまってゆっくりできなかったし。
公園は確か色分けされた緑の地区のみ開くんだったような。

 

今回の緩和に対しては色々な意見があります。
一つはやはりこれ以上経済活動をストップできない。
まぁそうだなと思います。
政府が多くの救済援助をしていますが、そのお金はどこから?
これからもこのコロナウィルスの時の借金を国民が税金で返済していかなければなりません。
でもきっと多くの国が同じ状況ですよね。
これからどう世の中が動いていくんだろうと時々不安になるけど、嘆いていても仕方ないですね。
必死にしがみついて進んでいくしかないですね。

 

そして二つ目に格差だそうです。
学齢時のいる家庭において、学校が連絡を試みても連絡がつかない家庭が結構な数いるそう。
確かに全ての家においてネット環境が揃っている訳ではない。
それに両親ともに移民だとフランス語が分からずに、学校にアクセスできないでいるのかもしれない。
学校や地域によっては印刷したものを配布したり、iPadを貸し出したりみしているようだけど、その情報すら分からないのかもしれません。
すでにある教育格差がますます広がろうとしているみたいです。
私も移民局指定の語学学校がオンライン授業に切り替わりましたが、半数がやはりログインされていない状況。
中には嫌々学校に来ていた人もいたので、あえてログインしていないのかもしれませんが・・・
そうはいっても、一定時間取り組まないと卒業はできないかと思うし・・・
どうなるんですかね。
また別のところで移民局指定の語学学校については、まとめたいと思っていますが、私は一定時間終わっているみたいで後はテストと言われていますが・・・
これも話しがよくみえなくて。
まぁとりあえず移動制限緩和後に調整するとの事です。

と、こんな理由が裏では言われております。

 

そして貰えていない人も一部いるようですが、会社に勤めている人はもちろん、フリーランスでもきちんと税金を納めている人は国から手当が貰えています。
一方で、ちゃんとした契約なしで働いていた人たちは(移民が多いのかな?)、国からの補償もなく(きっと生活保護みたいなものは貰っていると思いますが)、仕事もなくもちろん働いていた会社からも補償は貰えないといった状況に陥っているようです。


こういう人たちはフランス社会に多くて、裏社会(?)で働き収入は得るが、税金を納めない上に無収入の申請をして生活保護をもらう人たち。
移民・難民に多くて、疎まれる原因の一つになっています。

 

仕事で怪我しても働けなくなった分の収入の補償はないし、こういう緊急事態に困るんだけど、でもやっぱりフランスって根底に博愛の精神が備わっているなって思うのは、疎む人がいる一方で救済する人もいるって事です。

こういう状況になる前から見た事はあるけど、移動制限が始まってから様々な場所で食料を配っている団体を頻繁に見ます。
家を持たない路上生活者には炊き出しサービス。
低収入のご家族には食材の提供。
すごいなって思います。

ただこういうサービスをしていると多くの人が行列を作っており、場所によっては結構臭う事も。
ソーシャルディスタンスを取る意味でもこういう行列を見ると近付く前に別の道に進むんだけど、とにかくゴミがたくさん捨てられていて・・・
人によっては配られた袋を大事そうに抱えている人もいる一方で、その場で袋を開けるのか不要になった物をその場で捨てていく人たち。
なんだかなぁ。

 

移動制限が始まり、一時街が綺麗になった時もありましたが、最近ではすでに元に戻っています。
というか掃除する人が少なくなっているのか、より汚くなっているエリアもあります。
なんだかなぁ。です。

 

スーパーに買い物に行くと入り口で、食料を配布する団体が寄付を求めてきます。
寄付と言っても現金ではなく、買った食材を寄付する現物支給型。
個人的に私をこのシステム好きです。
そんなに大金を寄付するわけではないけど、寄付したお金ってホントに必要な人に渡っているの?とか気になっちゃって。
道端でもよくお金をせがまれるけど(普通の人っぽい人もせがむ)、私は絶対に渡さない。お酒とかタバコに使う場面を見てからは、更に渡さないって決意しました。
別に何に使おうが良いんだけど、私はお酒とかタバコに使うならあげないっていうスタンスなだけ。
最近は環境問題を考えて小袋のお菓子を持ち歩くこと少ないんだけど、小袋のお菓子を持っていたらそのお菓子を渡すようにしています(本当に困っていそうな人のみ)
って訳で、スーパーで買った現物支給の寄付は私的には賛成です。
日持ちがして好みがそれほど分かれないもの、そして私はできるだけプラスティック包装の物は避けたい。
そうなると紙のパッケージに入ったパスタ。
瓶や缶って重たいし、嫌煙されそうとか・・・
他の人がどんな物を寄付しているか気になってチラチラチェックするんだけど、なかなかしっかり見れない。

 

そんなこんなで助け合いなフランス。
移動制限緩和後も以前のような生活には戻らない、ウィルスとともに生きていくなんて言われていますが、これ以上状況が悪くならない事を祈り、わがままを言えば少しずつでも改善の方向に世界が動くといいなと思っております。

 

とりあえず明日で緩和。
今日と明日で変わるのは制度上の大きな変化だけであって、決してウィルス戦争が終わった訳ではない!ということを忘れてはいけないですね。
フランス人!分かっているかな?

 

 

引っ越し手続き

今回はコロナウィルスネタではなく、引っ越しネタを。
っていうか、引っ越してもうすぐ6ヶ月。しかもそのうちの約2ヶ月は引きこもり生活。
ちゃっちゃっと書けそうなのに、なんだかんだ移動制限中もやることが多くて、、、


さて、今回は引っ越しに当たっての手続き編です。
これまた超めんどくさい。
ただホントに日本の皆さん、っていうか日本のシステム素晴らしい。
ほぼその日で手続きが完了するのは、感動もの。
フランスに引っ越してきて、有りがたい事だったんだなぁーとしみじみ思います。

①マンションの契約解約の連絡
この時点でまだ職場から正式に辞令が下りていない状態だったけど、これ以上待てないって事で、契約解除の連絡をしました。
退去予定日1ヶ月を多少過ぎていたので、やや多めに払う事になりましたが、職場の辞令が下りてからだと家賃の半額以上支払う事態になっていたのでまぁ良し。
っていうか、辞令が下りなかったら家なき子でした。

②電気、水道、ガスの契約解除の連絡
日本に身内がいない人ってどうなんだろうっていうくらい次の転居先を聞かれ、国外と答えると、国内で連絡が付く人を聞かれる。
これは確実に使用料金を回収する為なんだろうけど・・・

医療保険の解約
ちょうど5年間保険を使わなかったので、多少保険金が戻ってくるというなんともいいタイミングでの解約でした。
始め解約の連絡をした時は、海外でも対象医療にかかった場合は保険が下りると言われ、全てのオプションは解約しシンプルな保険のみ残すという話に落ち着いたのですが、その後めんどくさい保険のおばちゃん(私の担当らしいが、すごく苦手)しつこく連絡があり、全解約することに。
こんな忙しいタイミングでしつこい連絡。しかも会って一緒に資料を作成したいとか。
きっとミスのないようにという配慮のつもりなんだろうけど、話長いし苦手だし、時間ないしってことで全解約。

④銀行・クレジットカードの整理
ホントはそれぞれ一つづつくらいにしたかったけど、そうもいかなかった。
もうちょっとシンプルにしたかったな。
フランス転居に伴ってあらたに契約した銀行もあって・・・
それにしても契約はネットでできるのに、解約は電話をかけなきゃならないクレジットカード会社。
解約前にクレジットのポイントを使い切り、解約。
目が回るかと思った。
それでも電話はちゃんと繋がるし、手続き事態はスムーズ、しかも疑問点にも丁寧に答えてくれるカスタマーセンターのオペレーターの方のプロ意識を感じました。

⑤郵便局への転居届け
さすがにフランスに転送はしてくれないので、実家を転送先に。
実家から何度か転送された書類の事で連絡があったので、届けを出しておいてよかったです。

⑥携帯電話、インターネットの解約
インターネットの解約はアプリから。
ただホントに解約出来ているのか半信半疑だったけど、、解約日以降ネットは使えなくなったし、クレジットにも請求がきていないので解約できているかと・・・
携帯電話は直接営業店で。
大学の頃から長い間使用していた電話番号。
長らくお世話になりました。

⑦役所に転出届け
役所で言われた事
・帰国時、健康保険加入目的で短い期間での転入は断る場合がある。海外在住の人のブログなどを見るとこの裏技使っている方見かけるけど、断る場合もあるとはっきり言われてしまいました。
マイナンバーの紙は捨てずに保管しておいて欲しい。次回転入する際に必要。もしない場合は紛失扱いとなり、料金がかかるとの事。
マイナンバーのカードは発行していないけど、振り分けられた番号が書かれた紙は実家に送った荷物の中にある(ハズ)。

それ以外にも諸々あるけど、大まかに以上の手続きをバタバタと済ませました。
これまで貯めに貯めたポイントを一気使いした時は気持ち良かった。
誰かの参考になれば。あと自分の記録のためにも残しておきたくて、書いてみました。
ネットでできる変更はフランス転居後にやればいいやと思って引っ越してきたけど、未だに手を付けていない。
この移動制限中に済ませたいな。
まだまだ手続き完了はほど遠い。。。

 

移動制限中 試される人間性

今日も朝から彼の探し物に付き合わされた私です。
そんなに広くないアパルトマンなのに、天才的に物をなくします。
というか、天才的に探し物が苦手。
もうちょっと構造的に分かりやすく収納工夫したいなと思い、収納系やミニマリストさんのYouTubeを見まくっています。

 

パリでは日中の運動を禁止されたり、場所によっては夜の外出が禁止になったり、ベンチが撤収されたりと、ますますルールが厳しくなっているフランスです。
そしてというか、やはりという感じではありますが、移動制限が伸びました。
マクロン大統領のお話では、5月11日から順次という事らしいです。ただその後追加で11日が目標の目安っていう発表もあり・・・
どうなるんですかね。
そして日本と同じようにマスクを国民に配ってくれるらしいですが、移民の私にもくれるのかな。気になるところです。

 

お天気がとても良くなり、何かしら理由を付けて外に出たくなる気持ちは分かります。
それに相手はフランス人。
からしたらまだ寒いでしょっていう日でもちょっとでもイケると思ったら絶対にテラス席。
そんなフランス人達が家でジッと出来るのかっていう話です。
それに住宅の事情によっては狭いワンルーム、バルコニーもなければ窓も小さいなんて家に住んでいる方もいらっしゃいます。
そして家で独りっきりというのは、いくらネット社会でつながる事ができると言ってもかなりキツいものがあると思います。
前回もブログで書いたかと思いますが、道路で発狂されている方が時々います。(道路に面したアパルトマンなので、街が静かなだけに響きわたります)
同じように車の盗難や悪戯しようとする人が多いのか、夜になると車に取り付けられた防犯サイレン(?)が鳴り響きます。

 

久しぶりに買い物に外に出たら・・・何事っていうくらいの人の多さ。
やはり・・・
ちょっとした広場で遊んでいる人たち。
ちびっ子がボール遊びしているくらいなら、そうだよねー、必要だよねなんて共感的に見てあげられるんですが、いい大人が木にロープをくくりつけて綱渡りの練習をしていました。
いやいや、今それする必要あるっ!!
パン屋には一人づつしか入れず、外の列に並びながら、他のお客さんと溜め息混じりに眺めてしまいました。
ただ今日に限っては、同じようになにやっとんじゃー!って思った人が多くいたみたいで、しばらくしたら沢山の警察官がやってきました。
心の中で拍手!
最近ご近所さんによる密告者が増えているとニュースになっていましたね。

 

外に出たくなる気持ちも分かるし、密告したくなる気持ちも分かる。
すごく難しいですよね。
温度差。

ちょっとくらいならってズルしたくもなる気持ちも分かる。
ストレスフルな中でもルールを守って生活。ズルしている人を許せない気持ちも分かる。

ストレスが怒りの感情に変化して、イライラ・プリプリしている人も見かけます。
そういった気持ちをどう消化していくか、人として、人間性が表れるなぁ~なんて・・・
うまくまとまらない。

 

車がないのでまとめて買い物するにも限界があるし、それでも使い回しできる食材、軽い食材、日持ちする食材を工夫して購入。
もちろん感染しないようにっていう自分たちのためでもありますが、感染してさらに広げないように、防げる感染なら防ごうって。

 

個人主義なんて言われているフランス。
移民、難民、バックグランドが様々な人が多く暮らしているフランス。
全員が同じ価値観を持ってっていうのは到底難しい事なのかもしれないけど、ウィルス収束っていうゴール・目標は同じでありたい。

 

そして彼の友人の一人が限界にきてしまったようで、とうとう彼を呼び寄せることに成功。
以前からちょいちょい連絡はあったんですが、なんとなくかわすことができていました。
今回もかわそうと思えばかわせたんですが、彼もちょっと息抜きが必要そう。
大袈裟な彼の友人のSOSに答える事に。
家の鍵が壊れて家に入れないというSOS。
日本みたいに鍵屋さんがいるわけでもないし、とりあえず困っているというメッセージを受け、何個か工具を持って出掛けていきました。
家から徒歩5分圏内のご近所のお友達。
困ったときはお互い様の関係。
30分もせずに彼は帰宅しましたが、少しは誰かと直接会えてスッキリしたかな。
お礼にとコンポスト用の良質な土とミミズを数匹もらって帰ってきた彼。
我が家のミミズは全滅してしまったのか、全く進まない生ゴミの処理。
こんな状況だから地域に設置されているコンポストに捨てに行くこともできないっていう電話の内容を覚えてくれていたよう。
まぁお互い様。
とりあえず、しばらくはSkype飲み会で我慢しよう!

 

そして彼のママもかなり限界みたいで、一日2回電話がかかってくる。彼のお婆ちゃんからは2日に1回。
彼のママはもう罰金でもなんでも払うから家に来なさい!と。笑
そういう問題じゃないでしょと諭すものの、やっぱり先の見えない不安と寂しさから、あれこれと理由を付けて家に誘ってくる。
ほぼ家族から連絡のないドライな家族を持つ私からしたら色々驚き。

そして色々と反論されても負けずにお互いが自己主張し合うそんな逞しいやり取りに圧巻。

私だったら、そんなに強い口調で言われたら、しばらく凹んで、電話しないけどなぁ。

激しい義理家族のやり取りを外野から見守っています。
以前も書いたかもしれませんが、ディベートってちょっと苦手で。
きっと日本人気質なんでしょうね。
ちょっと意見が違っても、相手に気遣いながら話をする私には、とても無理です。
電話を切った後に、なんでそんなに怒ってたの?って聞いても怒ってないよ!っていう返答。
でも彼の家族はそんな事めげずに、毎日電話。
笑。逞しい。私ってばそんなフランス人家族とやっていけるかな。

 

そして私ですが、11月にフランスにきた際に実は片道チケットではなく、往復で購入していました。
その日本への帰国便が4月末。
この状況で帰れるんかいっ!?
っていうか、飛行機飛んでいるのかな。
だいぶ本数も減っているみたいだけど、私のところに連絡はなし。
飛ぶのかな?
チケットを購入した代理店にはなかなかつながらず、直接航空会社に電話するとキャンセルになったとこのこと。
まぁ代理店を通しているからキャンセルの場合でも、多少の時間のラグはあるものの、このやりとりに時間がかかった。
詳しい事はまた別にブログに書きますが、、結論を言うと帰国しない事に。
代理店からは別の便の提案もありましたが(提案の便がキャンセルにならない保証もない)、今回の帰国は見送る事に。

本音を言えば帰りたかった。
ただ帰る理由ってホントに個人的な事。
友だちに会いたい。ただ日本も緊急事態宣言が出て気軽には会えない。
無くなりつつある日本食を買い足したい。
焼き肉食べたい!とか・・・・
今じゃなくてもいいのかな・・・

日本に帰っても2週間は隔離生活。そして空港から公共交通機関を使って帰ることはできない。
色々と家族に迷惑かけるな。
そして帰国者にはコロナウィルスの検査が義務づけられている。その結果を待つ間、検査結果が陽性だった場合、きっと日本の補助を受ける事になるんだろうな。
検査キットが足らないなんていうニュースを聞くし、今すぐに帰国しなくてもいい私のために検査キットを使用したりそのための人件費を裂いて貰うのは、今の私の心情とはかけ離れた事のような気がする。

正直4月の帰国を楽しみに色んな事を頑張って来て、この帰国で次のフランス生活へのエネルギーのチャージもしたかったけど、でも、でも我慢出来るし、楽しみをのばすのもまぁいいのかも。

そんなこんなで、私のチケットは片道切符になってしまいました。
そこらへんのキャンセルのやり取り等はまた別で書きますね。
ありがたいことに、家族も友人も過剰な反応はなく、まぁいつでも会おうと思えば会えるしねっていうドライな反応。
そんな移動制限中のフランス生活です。

 

 

フランスへの引っ越し荷物 船便編

久しぶりにコロナウィルスではない別話題を。

フランスの引っ越しに利用した船便がこの度全て届きました。

日本からフランスへの船便のことや引っ越しについて記録も兼ね、そして私も誰かの役に立てばと思いブログに書きます。
良かったら最後までお付き合い下さい。

国をまたいで引っ越しされるには色々なパターンがあると思います。
これまで書いてきたように、私の場合は国際結婚。
すでに彼はフランスで生活しており、家具家電、基本的な生活用品は揃っているという状態での引っ越しです。

詳しくは以下をお読み下さい。

 

franpon.hatenablog.com

 


そしてこれまでのフランス滞在の際に服数着(夏・冬ともに)など置いてある状態での渡仏でした。
生活に必要な下着や化粧品、更に追加の服等は飛行機に乗る際の荷物に入れる事で、当分は困らないくらいの荷物は確保できる状態でした。

 

そんな訳で、航空便は使用せず全て船便で済ませました。
全部で11箱。トータル59020円です。
そのうち2箱は、変圧器と布団乾燥機。
唯一の家電です。
海外の変圧に対応した布団乾燥機もあったのですが、選択肢が一つしかないため、多機能の布団乾燥機を選択。

プラズマクラスター搭載されていたり、布団以外にも洗濯物を乾かす事ができるのもポイント高い。

部屋干しが基本のフランスなので、あると便利な機能。
大活躍しているかと言われるとそうでもないんですが、重度のハウスダストのアレルギーがあるため、ちょっと痒いと感じたときは使用しています。
日本のように気軽に布団を干すことができないため、やはりないよりはあった方が安心感が違います。
という訳でこの二つは絶対に壊れてほしくない物だったので、他の物と一緒に送ることはせず、それぞれ専用の箱で発送しました。
ちなみに変圧器のみ関税に引っかかり40ユーロ請求されました。
関税に引っかかった理由はいまいち分からないのですが、価格設定を高かめに(10000円)設定したからなのか、なにか商業目的で利用すると思われたからなのか・・・。
ただ後で他の方のブログで知ったのですが、この関税に関しては本当に個人での使用で商業目的でないならその旨を申し出て手続きすることで支払わずに済むそうです。
ただとんでもなくめんどくさく骨の折れる作業のようです。
時間と労力をかけるか、お金をかけるか。ただ時間と労力をかければ必ずしも払わなくて済むかという保証はないので悩む所です。

 

という訳で残り9箱。正確には7箱です。
一つはバックパックに服をパンパンに詰めて送りました。
バックパッカーとしては、バックパックは必要。
でも今回の渡仏の際はスーツケースにパンパンに詰めて移動する予定だったので、バックパックを持って行く余裕はなし。
バックパックダンボールの中に入れて送るってなんか勿体ない気がしてしまい、それならダンボール代わりにバックパックに荷物を積めて送ってしまう事に。
ちょっと(いや、かなり)心配でしたが無事に届きました。

そしてもう一つは、特別郵袋印刷物という方法で本を送りました。
詳しい事は郵便局のサイトを見てほしいのですが、普通の国際郵便と同じで航空便・船便を選べます。違う点は、送る物が本などの印刷物に限るという条件と、発送できる郵便局が限られているという事です。
ただ普通の国際郵便より安く送ることができるので、近くに指定の郵便局がある場合はオススメです。
箱でも送れるそうですが、中身が本であることを確認されるので頑丈な袋に入れて発送しました。
無事にフランスに届いたのですが、なぜか自宅から一番近いところではなく少し歩く必要のあるところの郵便局に取りに行く必要がありました。
そこの郵便局より自宅近くの方が大きい郵便局なのに、謎です。
もしかしたら特別郵袋印刷物の指定郵便局なのかもしれません。

 

その他7箱は段ボールに詰めて発送。
段ボールはケチらずにしっかりした物を購入した方が良いという意見を沢山見ましたが、ケチりました。笑
以前ブログに書いたジモティで引っ越し用の頑丈な段ボールを譲って貰おうかとも思いましたが、その頃は車もなく取りに行くのが大変だったので諦め、近所の大型スーパーで持ち帰りように解放している段ボールを頂きました。
プラスチックの衣装ケースで送る事も検討したのですが、一カ所割れたら破損個所が広がりそうだなと思ったのと運搬が大変、フランスでの収納に困るかもという様々な理由で止めました。
衣装ケースでもし船便挑戦された方がいたらぜひ教えて下さい。

 

荷物をフランスで受け取った際に多少危うい感じになっている状態の物もありましたが、穴が開いたり中の物が落ちてしまったりという事はありませんでした。
むしろ自分で梱包した状態から更に補強されている段ボールもありました。

 

必ずしも大丈夫という訳ではないので、これは一つの体験談としてお考え下さい。
少しでも安く押さえたいという方は、段ボールをもらってくるというのも一つの選択肢だと思います。
それにエコですし。笑 って、ちょっと無理矢理ですね。

 

さらに裏技って程ではないですが、できるだけ金券ショップで切手を購入して、切手を貼って発送していました。
郵便局ってクレジットカードで支払えないんですよね(今は支払えるようになりました?)
クレジットカードならポイントが貯まるんですが、現金なら特にお得でもなんでもない。
って事で金券ショップで安く切手を買っていました。
割引率はそんなにはありませんが、チリも積もればっということで。
それに引っ越し断捨離のためメルカリで売りさばいていたので、それを発送する際にも利用出来るし。
私の利用していた金券ショップでは、シートに既に貼ってある切手は普通の切手より割引率が高く、それをよく購入していました。
フランスの郵便局で荷物を引き取る際に、郵便局員に荷物に貼ってある切手をおねだりされたりと、記念切手など貼ってあるとやや危険な香りもしましたが、どれも無事に届きました。

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ちょっとはがされていますが、まぁ許容範囲。

 

次におこなった裏技は、荷物の種類にもよるかと思いますが重量ギリギリまで詰めるように工夫しました。
最初の頃はあまり気にしていなかったのですが、○~●の間は△円といったように重さの範囲で値段が設定されています。
出来るだけ●の重さに近づけて発送するようにしていました。

 

かなりケチケチ技で恥ずかしいですが、節約引っ越しされる方はぜひ参考にしてみてください。

 

気になる届くまでの期間ですが、2ヶ月~5ヶ月。
5ヶ月というのは、はっきりとした原因は分からないのですが私の考えではフランスの無期限ストの影響だと思っています。
というのもこのスト、電車だけでなく、港で働くスタッフもストに参加し外国からの船が入れずに立ち往生なんていうニュースも聞いたので。
コロナウィルスの影響も少しあるかもしれませんが、本格化する前に受け取ることができました。
ストの影響で遅れているとはいえ、やっぱり4ヶ月過ぎたあたりから気が気じゃなかったです。
日本の郵便局のホームページを見ると追跡調査は6ヶ月以内、追跡調査後に発見に至らなかった場合に補償金等の話しになるようです。
追跡調査の依頼方法はホームページに詳しく書いてあるのですが、発送した郵便局に出向く必要があると書いてあります。
私はフランス。発送した郵便局に出向くのは到底無理。
電話で問い合わせると丁寧に対応して下さいました。
どうやら同じ時期に発送した人たちからも問い合わせがあるようで、私の荷物だけ紛失という訳ではなさそう。
この理由でやっぱりストかもと思ったり。
とりあえず後半月くらい待って届かなかったら再度連絡し、郵便局の方から追跡調査をかけてくれるという話しになりました。
ただその電話から3日後に届きました。

そしてもう一つ、これから荷物を送る方が気にされるのは、送った荷物に破損があったかどうかだと思います。
私はゴミを出したくなかったのもあり、新聞紙などで包むことはせずにフランスの生活でも使用するタオルやTシャツなどに割れ物を包んで送ったのですが、ちゃんと包んだものに関しては破損はゼロでした。
包みもせずにそのまま入れた物は壊れました。笑
めんどくさがらずに包みましょう。笑

いかがだったでしょうか。
あくまでも私の場合はという事で参考程度に読んで頂けたら幸いです。
ケチケチ術良かったら自己責任で真似してみて下さい。

残りの荷物は売ったりあげたり、実家で保管してもらったりしていますが、以外となくても困っていません。
今になって、もう2~3箱くらい減らせたかもと思っています。
荷物の中身を彼に見られると、日本からしょうもないゴミをお金をかけて送ってとか、プラスチックばっかり送ってとかちょいちょい嫌みを言われています。

本当に物に溢れた生活を送ってたんだなぁとしみじみ。すっかり物欲のなくなった私です。
でも日本に帰ったら実家に置いてある物を見て連れて帰りたくなったり、店頭に並んでいるものを見て物欲が沸くんだろうなぁと思ってはいますが。