ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

フランスへの引っ越し荷物 船便編

久しぶりにコロナウィルスではない別話題を。

フランスの引っ越しに利用した船便がこの度全て届きました。

日本からフランスへの船便のことや引っ越しについて記録も兼ね、そして私も誰かの役に立てばと思いブログに書きます。
良かったら最後までお付き合い下さい。

国をまたいで引っ越しされるには色々なパターンがあると思います。
これまで書いてきたように、私の場合は国際結婚。
すでに彼はフランスで生活しており、家具家電、基本的な生活用品は揃っているという状態での引っ越しです。

詳しくは以下をお読み下さい。

 

franpon.hatenablog.com

 


そしてこれまでのフランス滞在の際に服数着(夏・冬ともに)など置いてある状態での渡仏でした。
生活に必要な下着や化粧品、更に追加の服等は飛行機に乗る際の荷物に入れる事で、当分は困らないくらいの荷物は確保できる状態でした。

 

そんな訳で、航空便は使用せず全て船便で済ませました。
全部で11箱。トータル59020円です。
そのうち2箱は、変圧器と布団乾燥機。
唯一の家電です。
海外の変圧に対応した布団乾燥機もあったのですが、選択肢が一つしかないため、多機能の布団乾燥機を選択。

プラズマクラスター搭載されていたり、布団以外にも洗濯物を乾かす事ができるのもポイント高い。

部屋干しが基本のフランスなので、あると便利な機能。
大活躍しているかと言われるとそうでもないんですが、重度のハウスダストのアレルギーがあるため、ちょっと痒いと感じたときは使用しています。
日本のように気軽に布団を干すことができないため、やはりないよりはあった方が安心感が違います。
という訳でこの二つは絶対に壊れてほしくない物だったので、他の物と一緒に送ることはせず、それぞれ専用の箱で発送しました。
ちなみに変圧器のみ関税に引っかかり40ユーロ請求されました。
関税に引っかかった理由はいまいち分からないのですが、価格設定を高かめに(10000円)設定したからなのか、なにか商業目的で利用すると思われたからなのか・・・。
ただ後で他の方のブログで知ったのですが、この関税に関しては本当に個人での使用で商業目的でないならその旨を申し出て手続きすることで支払わずに済むそうです。
ただとんでもなくめんどくさく骨の折れる作業のようです。
時間と労力をかけるか、お金をかけるか。ただ時間と労力をかければ必ずしも払わなくて済むかという保証はないので悩む所です。

 

という訳で残り9箱。正確には7箱です。
一つはバックパックに服をパンパンに詰めて送りました。
バックパッカーとしては、バックパックは必要。
でも今回の渡仏の際はスーツケースにパンパンに詰めて移動する予定だったので、バックパックを持って行く余裕はなし。
バックパックダンボールの中に入れて送るってなんか勿体ない気がしてしまい、それならダンボール代わりにバックパックに荷物を積めて送ってしまう事に。
ちょっと(いや、かなり)心配でしたが無事に届きました。

そしてもう一つは、特別郵袋印刷物という方法で本を送りました。
詳しい事は郵便局のサイトを見てほしいのですが、普通の国際郵便と同じで航空便・船便を選べます。違う点は、送る物が本などの印刷物に限るという条件と、発送できる郵便局が限られているという事です。
ただ普通の国際郵便より安く送ることができるので、近くに指定の郵便局がある場合はオススメです。
箱でも送れるそうですが、中身が本であることを確認されるので頑丈な袋に入れて発送しました。
無事にフランスに届いたのですが、なぜか自宅から一番近いところではなく少し歩く必要のあるところの郵便局に取りに行く必要がありました。
そこの郵便局より自宅近くの方が大きい郵便局なのに、謎です。
もしかしたら特別郵袋印刷物の指定郵便局なのかもしれません。

 

その他7箱は段ボールに詰めて発送。
段ボールはケチらずにしっかりした物を購入した方が良いという意見を沢山見ましたが、ケチりました。笑
以前ブログに書いたジモティで引っ越し用の頑丈な段ボールを譲って貰おうかとも思いましたが、その頃は車もなく取りに行くのが大変だったので諦め、近所の大型スーパーで持ち帰りように解放している段ボールを頂きました。
プラスチックの衣装ケースで送る事も検討したのですが、一カ所割れたら破損個所が広がりそうだなと思ったのと運搬が大変、フランスでの収納に困るかもという様々な理由で止めました。
衣装ケースでもし船便挑戦された方がいたらぜひ教えて下さい。

 

荷物をフランスで受け取った際に多少危うい感じになっている状態の物もありましたが、穴が開いたり中の物が落ちてしまったりという事はありませんでした。
むしろ自分で梱包した状態から更に補強されている段ボールもありました。

 

必ずしも大丈夫という訳ではないので、これは一つの体験談としてお考え下さい。
少しでも安く押さえたいという方は、段ボールをもらってくるというのも一つの選択肢だと思います。
それにエコですし。笑 って、ちょっと無理矢理ですね。

 

さらに裏技って程ではないですが、できるだけ金券ショップで切手を購入して、切手を貼って発送していました。
郵便局ってクレジットカードで支払えないんですよね(今は支払えるようになりました?)
クレジットカードならポイントが貯まるんですが、現金なら特にお得でもなんでもない。
って事で金券ショップで安く切手を買っていました。
割引率はそんなにはありませんが、チリも積もればっということで。
それに引っ越し断捨離のためメルカリで売りさばいていたので、それを発送する際にも利用出来るし。
私の利用していた金券ショップでは、シートに既に貼ってある切手は普通の切手より割引率が高く、それをよく購入していました。
フランスの郵便局で荷物を引き取る際に、郵便局員に荷物に貼ってある切手をおねだりされたりと、記念切手など貼ってあるとやや危険な香りもしましたが、どれも無事に届きました。

f:id:franpon:20200409060349j:plain

ちょっとはがされていますが、まぁ許容範囲。

 

次におこなった裏技は、荷物の種類にもよるかと思いますが重量ギリギリまで詰めるように工夫しました。
最初の頃はあまり気にしていなかったのですが、○~●の間は△円といったように重さの範囲で値段が設定されています。
出来るだけ●の重さに近づけて発送するようにしていました。

 

かなりケチケチ技で恥ずかしいですが、節約引っ越しされる方はぜひ参考にしてみてください。

 

気になる届くまでの期間ですが、2ヶ月~5ヶ月。
5ヶ月というのは、はっきりとした原因は分からないのですが私の考えではフランスの無期限ストの影響だと思っています。
というのもこのスト、電車だけでなく、港で働くスタッフもストに参加し外国からの船が入れずに立ち往生なんていうニュースも聞いたので。
コロナウィルスの影響も少しあるかもしれませんが、本格化する前に受け取ることができました。
ストの影響で遅れているとはいえ、やっぱり4ヶ月過ぎたあたりから気が気じゃなかったです。
日本の郵便局のホームページを見ると追跡調査は6ヶ月以内、追跡調査後に発見に至らなかった場合に補償金等の話しになるようです。
追跡調査の依頼方法はホームページに詳しく書いてあるのですが、発送した郵便局に出向く必要があると書いてあります。
私はフランス。発送した郵便局に出向くのは到底無理。
電話で問い合わせると丁寧に対応して下さいました。
どうやら同じ時期に発送した人たちからも問い合わせがあるようで、私の荷物だけ紛失という訳ではなさそう。
この理由でやっぱりストかもと思ったり。
とりあえず後半月くらい待って届かなかったら再度連絡し、郵便局の方から追跡調査をかけてくれるという話しになりました。
ただその電話から3日後に届きました。

そしてもう一つ、これから荷物を送る方が気にされるのは、送った荷物に破損があったかどうかだと思います。
私はゴミを出したくなかったのもあり、新聞紙などで包むことはせずにフランスの生活でも使用するタオルやTシャツなどに割れ物を包んで送ったのですが、ちゃんと包んだものに関しては破損はゼロでした。
包みもせずにそのまま入れた物は壊れました。笑
めんどくさがらずに包みましょう。笑

いかがだったでしょうか。
あくまでも私の場合はという事で参考程度に読んで頂けたら幸いです。
ケチケチ術良かったら自己責任で真似してみて下さい。

残りの荷物は売ったりあげたり、実家で保管してもらったりしていますが、以外となくても困っていません。
今になって、もう2~3箱くらい減らせたかもと思っています。
荷物の中身を彼に見られると、日本からしょうもないゴミをお金をかけて送ってとか、プラスチックばっかり送ってとかちょいちょい嫌みを言われています。

本当に物に溢れた生活を送ってたんだなぁとしみじみ。すっかり物欲のなくなった私です。
でも日本に帰ったら実家に置いてある物を見て連れて帰りたくなったり、店頭に並んでいるものを見て物欲が沸くんだろうなぁと思ってはいますが。