ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

ウィルス戦争勝利宣言?

すっかりコロナウィルスなんてなかったかのように元の生活に戻ったフランスです。
公共交通機関でのマスク着用は義務で違反者には罰金という措置がとられているので、かろうじて地下鉄やバス内ではマスクを付けてはいるもののそれ以外はホントに元通り。
ソーシャルディスタンスってなにそれっていう状態です。

 

今でも多くの方が亡くなっているいるし、新規にウィルスにかかっている方も3桁の数字でいる。
日本より人口少ないんですよね、フランスって。
それなのにウィルス戦争勝利宣言っておいおいっていう感じです。

 

小学校・中学校もうすぐ夏休みなのに、来週から全員義務だそうです。
なんとも急な決定。
夏休みまであと2週間通わせてどうするの?っていう気もしますが、子どもたちの安否確認なども含まれているんだろうな。
このまま夏休みを向かえるにはちょっと危うい家庭などをチェックするためには、義務にしないとっていうところなのかな。
それに経済も回していかないといけないのも良く分かる。

 

今までマスクをする習慣のなかった国民にマスクをさせたり、衛生面において注意喚起をおこなっても、やっぱりフランス人なんです。
距離感近いんですよ。
ビズ文化なくなるんでは、なんて一部では言われていましたが、そんなことはありません。
むしろ今まで人に近づけなかった分、より近づくようになっています。
やっぱり人恋しいフランス人。
彼も最近しょっちゅうお出かけ。
今まで我慢した反動がここにきてってカンジです。笑

 

コロナウィルスの影響で多くの国がロックダウンし、飛行機などの交通機関の運行が減り排気ガスによる環境汚染が改善なんていううれしいニュースの一方で、レストランではお持ち帰りのためのプラスチック容器がいつも以上に使われたり。
量り売りのお店では持ち込みの瓶に入れて購入できていたのが、ウィルス対策のため店内に設置してある袋を使用しなければいけなかったり、カフェがオープンしてもウィルス対策のためか店内で飲む場合でも紙コップだったり、仕方がない・・・でいいのかなぁなんて色々思うことがあります。

 

日本も含め、この期間多くの家庭が断捨離をしたようで、古着が溢れかえっているらしい。

普段の時からなので何とも言えませんが、フランスも道端にたくさん服や家具、買いだめしたけど消費出来なかった食材などが捨てられています。

ゴミ箱からまだ使える物を探し出す人がいるので、その人達のためにゴミ箱に入れずにゴミ箱横に置いてあるのか、漁った後の残骸なのか分かりませんが、ゴミで溢れかえっている時があります。

物を買う、捨てる、簡単だけど、責任持たないとなってつくづく思います。

毎日ゴミ回収に来てくれ、粗大ゴミも無料。

簡単に手放せるけど、それでいいのかな・・・。

 

ちなみにマスクを道路等に破棄した場合、罰金となっているフランスです。
なんだかなぁって思うのは私だけ?
そもそも道路に物を捨てるのもどうかと思うけど、ウィルスを拡散させないためのマスクをその辺に捨てるって・・・。
そういう行為を罰金っていう方法で取り締まらないと守れないってなんだがとってもガッカリします。
移動制限の時もどんどん厳しくなって、罰金もどんどん高くなって、そういう事でしか行動規制ができない国なのかなぁって・・・。
移民も多く、様々な価値観を持った人たちが暮らしている国だから仕方ないのかな。仕方ないでいいのかな・・・。

 

コロナウィルスによる経済的なダメージもそうだけど、他のところでも様々な影響が出ているように思いました。
ウィルス戦争に勝ったのではなく、ウィルスとともに生きていくんだと思う。
うまく一緒に生きていくために、ウィルスだけじゃなく、環境や人と人、それぞれ良いバランスの取り方を考えていかないといけないのかなぁと思う今日この頃です。

きっとその国その国の課題があるように、フランスで思った、感じた課題について書いてみました。