ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

フランスの美しい母

語学学校の話の途中ですが、ちょっと別話題を。

フランスの義理母の話題です。
日本語で義理母とか姑とかって文字を書くとバチバチっと音が聞こえてきそうなイメージですが、フランス語では美しい母と書いて義理母という意味になります。
義理母だけでなく、義理の家族(婿以外)には続柄に美しいという形容詞をくっつけるんです。
このことを初めて知った時、フランス語はなんて綺麗な言語なんだろうって初めて感じました。
後にも先にもこの時だけっていうのはおいておいて。笑
義理の家族に美しいを付けるなんて、相手をリスペクトしているって事ですよね。

そんなフランスの美しい母(義理母)について。
以前、母の日↓のブログにも書いたのですが、彼のママより彼が出張で不在にする間、家に遊びに来るように言われたのです。

 

franpon.hatenablog.com

 

彼と一緒に何度か会ったり、食事はしたことはあったものの、泊まった事もなければ二人っきりで過ごした事もない!
そんな状況で二人っきり、1週間のお泊まり。
ハードル高すぎないか?笑

でも母なら誰もがそうであるように義理母も息子ラブ。
そんな息子が日本に住んだり、遠距離恋愛したり、結婚する時も、いつも快く彼の背中を押してくれたんです。
そんな義理母とゆっくり過ごすのも悪くないかなって思ったんです。

ゆったりまったりとお互いの人柄を知る時間が持てたらって。

いやぁ慌ただしい1週間だった。笑
忘れてた。
彼の母だって事!

超~アクティブ、ゆってしまえばジッとしているのが苦手でせっかち。
そしてよく喋る。もぉ情報量多過ぎて。笑
人と会うの大好き。ゆってしまえば寂しがり屋。
全て彼と同じで笑えてきました。
そしてよく食べる。ちょっとの量が私の一人前の半分くらい。

思い出しました。
彼と付き合いたての頃、彼のペースに巻き込まれ、怒涛の如く時が流れていく感覚。
今でこそお互いが心地良く過ごせるペースを掴めてきましたが、付き合った当初は疲れ果てた挙げ句に私が根を上げ喧嘩っていうパターン。

でもやっと分かったのです。
彼だけじゃなく、フランス人は自分のペースを貫く人が多いって事に。
そのペースに付き合えない時は、限界まで我慢するんじゃなく付き合えんって言えば良いって事を知ったんです。
簡単な事ですが、コレが出来ている日本の方少ないんじゃないかな?
相手に配慮する文化。相手の状況を察する事が人付き合いおいて重要視されている日本人からしたら察しろよって思うのですが、酷だという事に気が付きました。
フランスにはフランスの付き合い方があって、無理なら無理とはっきり言わないと伝わらないって事に。
いやぁ初めは難しかった。
嫌な気持ちにさせないかなぁとか・・・うじうじ考えたり。
でも限界まで我慢して結局疲れてケンカするよりは、出来るだけ言うように、そして私も自分のペースを崩さないようにと。
最近では彼に「おそい!はやく!はやく下さい!」「はやくお願いします」とかカタコト日本語で煽られる程マイペースを貫けるようになりました。
でもそれは仲の良い友人や彼に限った事で、まだまだ慣れない相手ましてや義理母には・・・難しいです。

でも義理母との1週間、ジワジワとマイペースを貫くよう頑張ってみました。
まぁそれでも義理母も自分のペースを貫いていましたが。笑
予定ギッシリ。
むしろフランス人には珍しく(失礼)、色々とオーガナイズ。

そんな訳で怒涛の1週間を義理母宅で過ごした訳ですが、逆に夏の終わりに今度は義理母が我が家にやって来ました。
始めは3日間の滞在予定が1週間に。
彼によると義理母の陰謀だとか。笑
義理母、彼の性格をよく熟知していらっしゃる。
流石、彼のママ。
3日間くらいならOKしてくれるのを分かっており、始めは3日間で、土壇場で1週間になったよっていう事後報告。笑

義理母宅で色々とオーガナイズ(連れ回された)してくれたので、彼が色々と考えているかと思えば、仕事!
そして私もちょこちょこと予定が入ってしまい、義理母には付き合えず放置プレー。
申し訳ない。
だがめげない義理母。
こちらにいる友人に会ったりとアクティブに過ごされておりました。

そして彼と彼ママの激しい交戦をまじかで見る機会も。
しょっちゅう彼ママから彼に電話がかかってくるのですが、高確率で言い合いになっている。
言い合いなのか議論なのか、だだ親子で遠慮のない強い口調なのか分からないけど、激しい親子のコミュニケーションを何度も見せて頂きました。笑
日本の家族と思春期以降にそんなに激しい親子のコミュニケーションを取った事ない私からしたら面食らう。
距離が近いんだなと思います。
色んな親子の在り方がありますね。

って私たち(私と義理母)も義理とはいえ、家族なんですよね。
って事で、私たちの新しいお互いが無理のない関係を築いていかなければ。
彼ママの真意はイマイチ分からないけど、仲良くしたいというのはビシビシ伝わってくる。
だだ私は一緒にご飯食べたり、何か一緒に体験を共有したりする事で少しずつ仲良くなれるのかなぁって思っているんですが、彼ママはどうなのかしら?
と言うのも、何かとプレゼントしたがる。
物っていう分かりやすい形で関係を作るのは簡単だけど、壊れるのも簡単。
それにプレゼントってスゴく難しくない?

ということで、ノエルのプレゼントの話に続くので、続きはノエル後に続編を書きたいと思います。