ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

OFII指定の語学学校 ①

随分ご無沙汰してしまいました。
書きたいことは盛り沢山なのに気力が。
ロックダウン中で時間沢山あるはずなのに、完全なるコロナ疲れです。

さて前々から書きたいと思っていた移民局(OFII)指定の語学学校について何回に分けて書いていこうと思います。
OFIIに行った話や語学学校の時間数についてのやり取りについては、下記をお読み下さい。

 

franpon.hatenablog.com

 

書いている今は、既に学校は終了しているので、思い出しながらいくつかのパートに分けて書いていこうと思いますが、まとめるのが苦手なので話があっちこっちに飛んでしまうかもしれませんが、お許し下さい。

 

・期間等
移民局に行った3日後からスタートしました。
クラスについては一斉にスタートではなく、既に何人かがクラスにおり、私が加入後もバラバラと人が加わるといった感じでした。
スタート時期については多少バラつき(1~2週間くらい)があるものの、ほぼ同じような時期に集められた移民で構成されたグループでした。
時間は8時30分から16時30分と丸一日日程。
午前と午後に休憩が30分(?)くらいあり、お昼は一時間。
時間については、かなりルーズで日本の感覚とは全く違います。
8時30分スタートなのにその時間にならないと学校内に入れないかと思えば、早めに開いた日は8時30分スタートなのよと怒られる。笑
ただ大抵8時30分に授業開始する事はなかった。
一人だけ午後から仕事があるということで午前中のみ受講し、お仕事に向かうアフガニスタン人がいました。
シリアの女の人は子どものお迎えがあるとかで30分早く切り上げて帰って行かれました。
クラスメイトについては、次のコーナーで書きたいと思います。
水曜日がお休みの週4日間。
フランス引っ越し後のゆっくり生活が急に規則正しい生活になりました。
400時間の受講で200時間終了時にテストを受け、合格すればそれで終了という話でしたが、始まりの時期がマチマチなのできっちり200時間でテストにはなりませんでした。
そのテストについても練習っていう感じで緊張感のないものでした。
口頭試験については、それこそやるタイミングはバラバラ。
そうこうしている内に最初のロックダウンが始まってしまいました。
Google class roomを使ってのオンライン授業に変わりました。
バタバタではありましたが、意外とスムーズにオンライン授業に切り替わりました。
結局テストの結果は分からず200時間で終了ということはなく、ダラダラとオンライン授業に切り替わったという感じでした。
そして多分400時間以上受講しました。
と言うのも途中で時間に達したので終了というメッセージがきたものの、いつも通りにアクセスするURLを送られてきたのでログインしていました。
ある時フランスの休日ということを知らずにURL送られてこないので、メッセージを送ったら「今日は休日よ。それにあなたは指定時間終了しているから受講の必要ない」という返信がきました。
その日以降URLは送られてくることなく、突然終了。笑
オンライン授業についても別途まとめて書こうと思います。
そしてロックダウン終了後にテストを受けにくるように連絡が入り、久しぶりの先生と数名のクラスメイト(詳しくはオンライン授業で書きますね)と再開。
テスト受講後数日で受講修了証を発行するから都合のよい日に来てという連絡が入り、受講修了証を貰いに行き終了となりました。
最終日については、先生のみで他のクラスメイトには合わずにサヨナラ。笑

 

・クラスメイトと先生
簡単に言ってしまえばみんな良い人たちで楽しいクラスだったと思います。
色んなエピソードがありすぎて、長くなりそう。笑
先生はまさにフランス人マダムといった感じの人でした。
気分屋でマイペースではあるけど、不思議とリーダー感はあり、バラバラな移民たちを上手くまとめていました。
そして困った事や疑問にはキチンと応えてくれる優しさも持ち合わせており、うっとおしがっている人はいましたが頼られている先生だったと思います。
ただオシャレではあるんですが露出度の高い服が多く、よく胸の谷間が見えていました。
そして男好き(多分)。
男性へのボディタッチが激しかった。
嫌がっている方もいましたが、私には被害はなくただただ見守るって感じ。
多分訴える言語力があったら問題になるんじゃないっていうレベルのボディタッチ(こういうのって日本だけじゃなく、世界的に問題となる出来事よね?)。

また授業中に先生のお誕生日会が突然開かれたのにはビックリしましたが、こういう緩さがフランス。というか、日本じゃないって感じですね。
お誕生日会で出てきたBDケーキです。

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先生のBDパーティー



これ以外にもお茶やジュース、何故か他のクラスの人たちの歌のプレゼント。

クラスメイトは15人以下の小グループで和気あいあいといった雰囲気でした。

クラスメイトは何年もフランスに住んでいるベテランから1年ちょっという方まで様々。1年未満だったのは私だけでした。
何故今になって移民局の学校に通っているかは謎。
多分、難民としての手続きに時間がかかったのかな?
そうなんですよ。
英語が話せる人がゼロ。
っていうか、自称英語話せるといっている人はいだけど、「今日朝ご飯食べた?」っていう会話すら成立しなかった。
私の方の問題かっ!?
という訳で、フランス語が私たちの共通語であって、ほぼ意志の疎通ができんっていう状態。
ちなみに先生も英語話せず。他のクラスの先生で話せる方がいましたが、時々しか接点なく意思の疎通が大変だった。
ちなみにフランス人と結婚しているのは私だけで、他の方は同じ国同士の結婚もしくは家族兄弟、友達と暮らしている方々だったので、先生には家でもフランス語を話すようにしなさいと私だけよく言われました。
移民講座ではフランス人との結婚が理由で引っ越してきた人たちがいましたが、学校では皆無。
私の受けた移民講座では、フランス語か英語が分かる人たちのグループだったので、400時間のこのクラスにはいないのかも。
というのも英語グループ組に聞くと、やっぱり筆記試験は簡単で200時間になったという人がほとんどでした。
中にはA2のコースに振り分けられた人も。
移民講座の話は良かったら下記をお読み下さい。

 

franpon.hatenablog.com

franpon.hatenablog.com

 

という訳で、筆記や読解に関してはクラスの中でも出来る方。
中にはアルファベ(アルファベット)は愚か、自分の国の文字も書けない方も。
識字率がほぼ100%の日本人からしたらかなり驚きですが、他の国の教育環境や貧困問題を考えさせられました。
午前と午後にそれぞれ出席のサインをするんですが、その方は「+」と書いていました。
彼に聞くと会った事はないけど、ニュースでそういう方達がいるのは知っているとのこと。
普通に日本で暮らしていたら出会わないような方達と一緒に同じ教室で学ぶって貴重な経験だったなぁって思います。

オーラルについては、ほぼ問題なくフランス語話せる方から挨拶程度と幅広い。
私はクラスの中では、中の下くらいのレベル。
全く読み書き出来ないのに話せるってスゴいなって思うのですが、言語を学ぶ方法がそもそも違うんだなという事を実感させられました。
文字っていう概念がない子どものように耳から覚える。
私にはなかなか難しい事だなと思ったりもしましたが、意外とよく口にしている言葉のスペルが分からなかったりと、時と場合によっては耳からの学習もありました。

シリアのおじさんには、シリアやアフガニスタンもアジアだよ!と言われましたが、所謂ザ・アジア人は私だけで、アラブ・アフリカといった構成のクラスでした。
そしてトルコの姉弟の2人を除いた他のクラスメイトは貧困や紛争といった問題を母国で抱えていると思われる人たちでした。

クラスメイトについては色んなエピソードがあるので、次回クラスメイトとの様々な出来事について書きたいと思います。