ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

ツイてない彼 フランス医療システムに苦戦する

前回の続きです。

 

 

franpon.hatenablog.com

 



少し先に帰ってきていた彼。
待ち時間も長かったけど、呼ばれてからも相当長かったので、大層な治療を施されたかと思ったら、レントゲンを撮っただけとの事!
しかもレントゲンからは異常所見認められず、MRIの予約を取ってMRIを撮るとの事!

えっと・・・、なんつった?
レントゲンは異常ナシ。
で、MRIの予約を取る!って、あんた今いた場所でなんでとってこない!
はい、彼がいまいちなのか、フランス医療システムがいまいちなのかよく分からないけど(どっちも?)、何故か電話予約のみらしい、彼曰わく。
しかもその電話がつながらない。
命に直結するようなものじゃないけど、モヤモヤする。
そして4日後くらいにようやく繋がり、1ヶ月後の予約が取れました。
えっと、意味が分からないんですけど。

結局彼の友人のパパのコネを使わせてもらって、別の病院ですが近くで可能な日程を予約させてもらいました。
やっぱりフランス医療なかなか予約が取れない噂はホントでした。

ただまさかここまでとは。システム化されず、分業を貫き通す様子に恐るべしフランス医療と思った訳でした。

で、救急車に乗ってわざわざ行った病院で、レントゲンを撮っただけですが、血液の流れが悪くならないように注射を毎日打つように処方されました。

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自己注射ではなく、毎日訪問看護士を依頼する処方箋付きで。
独りで病院に行けない状況だし、仕方ないのかもだけど、毎日来るって……

まっ、一週間は医療従事者に診てもらえる安心感と申し訳なさと、誰かしら毎日人が訪問するちょっとのストレスを感じながら。
といっても、フランス語の学校があったので、ほぼ会わずといった感じでした。

色々と制限が解け、独りロックダウンといったものの(その時の話は下記を良かったらお読み下さい)、体力お化け&ジッとしていられない、寂しがり屋の彼、大人しく家で療養出来たのは痛みが続いた最初の3日だけ。正確には2日と半日ね。

 

franpon.hatenablog.com

 

病院から渡された松葉杖を使い、ガッシガッシ移動されておりました。
一週間の注射が終了すると、MRIの結果によっては手術だぁ~と騒ぎ立てる一方でカヌーをしに海まで行き私を怒らせる。
この男、懲りとらん!
基本パリピ、楽しい事大~好きな彼、ちょっとやそっとの事では立ち直りが早い。

医療従事者達には大変ご迷惑をおかけする事になりますが、私の願いはMRIを早よ撮って術後1ヶ月くらい安静という期待虚しく、MRIは問題ナシ。
キネ(日本だと何に当たるのかな!?理学療法士さん?)の処方箋をもらい意気揚々と帰宅と相成りました。笑

医学的に問題ナシとなったのを良いことに、松葉杖を持たず身軽にお出かけされるように。
使われなくなった松葉杖邪魔なんですけど。

で、キネではサポーターも必要なくガンガン動かせっていう余計なアドバイス。笑
はい、この日からサポーターを脱ぎ捨てガシガシ遊び動き回る日々再開。
松葉杖とサポーター邪魔なんですけど(二回目 笑)

キネでなにやってんのか聞くと(私のイメージは優雅なマッサージ。私が受けたい!)、なんとエクササイズとの事。
キネじゃなくて、スポーツトレーナーなんじゃないかと思うほどハードなエクササイズをされているようです。
ただでさえ体力お化けなのにこれ以上鍛え上げないで。
もうこうなるとどうにでもしておくれって感じです。

ますますパワーアップした彼、転んでもただじゃ済まなかった。
痛い思いもしたし、医療の予約では多少ストレスを感じたみたいだけど、果たしてツイてないのか……?
心配して、甲斐甲斐しく介護(?)して、振り回された挙げ句、体力を増幅した彼が戻ってきた私の方がツイてないような気がするのは気のせい?

それにしてもフランス、やたらと松葉杖の人をはじめ、あちこち怪我されている人が多いように感じます。
彼のようにお調子者が多いのか、はたまた彼のようにおっちょこちょいが多いのか……
という訳で彼の独りロックダウンは数日で終了。
そしてフランス医療の現実を見せ付けられたそんな感じでした。
もちろん緊急性が高ければ、直ぐに医療にかかれると思うけど、やはり日本のようにはいかないなぁと思いました。

今は特に後遺症もなく、キネでの筋力強化トレーニングのおかげでますますパワーアップしておりますのでご心配なく。
そしてバカンス先のイタリアでも彼っぷり(?)を大いに発揮しております。

ではでは、次回は義理母との絡み第3段(?)について書きたいと思います。