ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

ツイてない彼、救急車で病院へ

時間が前後するのですが、以前のブログ↓にも書いたようにフランスでテラス営業が再開された日に調子に乗った彼が怪我をしました。

 

franpon.hatenablog.com

 


本当にお調子者で自業自得なので、同情の余地はナシです。
帰り道、弱り切った彼から怪我したとの連絡を受け、アパレルマンまでは自力で帰るけど(当然です。治安最悪なので迎えには行きたくない。ダメならタクシー使えって感じです)、アパルトマンの階段は登れそうにないから手伝ってとの事。

仕方なく待っていましたが、待てども待てどもアパルトマンに着いたという連絡がこない。
自業自得とはいえ、流石に心配に、途中で力尽きて倒れた?弱っている彼を見つけて強盗にあった?
等々、ちょっと心配になったのでアパルトマンから外に出てみることに。
するとですよ!遠くの方で壁を伝いながらヨタヨタ歩いている人が!
彼です。残念ながら。笑
酔っ払って真っ直ぐ歩けないのか、痛くて歩けないのかは……きっと両者だと思います。
若干腫れてて所見で左右差分かるけど、そこまででもなく。

明日落ち着いたら受診の有無を検討しようということでひとまず寝ることに。
しかし早朝、お酒が抜けてきたのと同時に激痛が襲ってきたようで、彼のうなり声で起こされる。
痛みばかりは感じている本人にしか分からないので、どのくらい痛いかは分からないけど、相当痛がっていました。
という事で受診確定!
検査が直ぐに可能な緊急病院を受診する事に。
緊急病院もコロナ患者が減ったとはいえこの忙しい時期(コロナが落ち着いたのでテラス営業が再開しました)に酔っ払って怪我した患者の処置なんて良い迷惑ですよね。

しかもお酒が抜けた今、階段を降りれないって泣き言を言うんですよね。
いつもつるんでいるお友達に頼れってかなりしつこくアドバイスするものの、何のプライドか知らんが、頼らない。
どーでも良い連絡はしょっちゅうしてるのに!
SMU(救急車)で行くと言うんですわ。
もぉ、はぁって感じですよね?
友だちに階段手伝ってもらってタクシーで行けという私の意見は無視!
救急車は急を要している人のもんであっておまえさんが使うのは違うでしょ!と散々言いましたが、聞く耳持たず。

ただよく私も分かっていないのですが、サイレンを鳴らす本格的な救急車ではなく、民間の会社がやっている救急車が来ました。
電話の窓口は同じですが、緊急性がないので電話でもかなり待たされ、救急車も1時間後に到着しますっていう感じ。
もちろんサイレン鳴らさないので優先扱いにはならず、一般車両と同じように交通ルール守って病院に到着!
帰り道独りで帰って来れないという彼の訴えを仕方なく聞き、私も救急車同乗。
日本だと搬送されている人と一緒に後ろに乗りますが、この時は助手席に乗るように言われました。
後ろでは問診、私は運転手と雑談しながら呑気に病院へと向かったのでした。

話は前後しますが、救急車を待っている間、痛い痛いと言いながらシャワー。
ここまでは許します。臭い人、診察したくないですもんね。
何故かおニューのパンツに新しめのTシャツ!
おいっ!見栄張るなー!
ようやく調子に乗って怪我した事が恥ずかしく、バカにされないように見た目をなんとかと思ったらしい。
おいコラー!
手遅れじゃーって感じです。

そして病院。
一応救急なんですが、とんでもなく待たされた。
そしてこんなに怪我する?っていうくらい続々怪我人が来る。
そもそも緊急病院が少ないのか、不注意な人が多いのか……!?
両方かなぁ?
病院スタッフ、基本的にみんな良い人ですが、良い人イコール手際が良い訳ではない。
むしろ良い人だからなのかおしゃべりだからなのか、話が長い!
日本の二時間待たされて、五分診療もどうかと思うけど、とにかく長い。

しつこいようですが、自業自得なので待たされるのはある程度仕方ないと思うのですが、私は午後からリモートワークがあるので、時間によっては切り上げなければならず、ちょいとモヤモヤしながら、病院の待合所で会議資料作り。

あと30分したら帰ってやるって時に彼から電話。
なんと救急車で帰る事になったとの事。
独りで階段を登るのは難しいとの医療スタッフの判断何だろうけど、予想外の展開に困惑。
日本とはだいぶシステムが違いますね。
しかも帰り道は私は乗せてもらえず、自力で帰ってこいとの事!
おーい、私付いて来た意味っ!

とまぁ長くなったので、次回はフランス医療へのアクセスの難しさについて書きたいと思います。