ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

スリ被害(未遂)とフランスのコロナウィルス状況の続報

前回のブログ記事を上げた直後に被害(未遂ですが)に合いました。
散々スリには気をつけてなんて言っていたのに・・・恥ずかしいですが、何か参考になることがあればと思いブログに書くことにします。
というのも、今回のスリ被害(未遂ですが・・・しつこい?)は防ごうと思えば防げたんです。

要は私の気のゆるみや過信から起こった事だと思います。
もちろんスリをする人がいないのが一番の解決なんですけどね。

では今回の状況ですが、特に綺麗な格好をしていたとかではないです。
リュックに買い物していた手提げの紙袋を持っているという状況でした。
で、被害に合いそうになったのは、手提げの紙袋でもリュックでもなくコートのポケットに入れていたタブレットです。

色々な人に危ないと言われていました。知らない人にも注意されたこともあります。
その度に鞄にしまったりしていたのですが、時間の確認、地図を見る、写真を撮るなどの度に鞄から出すのが億劫で、ついついポケットに入れちゃう事が多かったんですよね。

そして2点目。
久しぶりの彼との外出で完全に気が緩んでいました。
独りだったらもう少し気が張っていたかもしれませんが、完全にユルユル状態。

という訳で、反省点だらけ。
中には防ぎようがない被害もあるかと思いますが、完全に私の場合は防ごうと思えば防げた事でした。

ではなぜ未遂で済んだかですが、彼が気が付き撃退してくれました。

怪しいアラブ人の若者二人組とすれ違ったんですよね。
その時に目があってイヤな感じはしたんですが、そんな事はしょっちゅうなのですぐに忘れちゃいました。
メトロの乗り換えのために地下道を歩いていたこともあって、意識の先は次の乗り換えのホームに向かうことになっていました。
しかも彼がちょっと前を歩いて事もあって彼に付いて行くことに気がいっており、アラブ人の若者がUターンして私たちに付いてきているなんて全く気が付きませんでした。
彼は広告のケースの反射で彼らがUターンして付いてきている事に気が付き、気をつけるように私に言うために振り返った時に、若者の一人が私のポケットのタブレットに手がいっているのを見たようです。
一瞬の事で何が起こったのか全く把握できませんでしたが、彼が振り返った瞬間に彼が手にしていた鞄で若者の一人を殴打。
私には突然彼が知らない人を殴打しているようにしか見えず、ただボケっと突っ立っている状態。
彼が放ったフランス語も聞き取れず、ホームから一人のムッシュが階段を降りてきて「スリか!」という声で状況を把握。

私のすごく近くにいたのに全く気配を感じなかった事、しかも手がポケットにかかっていたのに何も感じませんでした。
目が合った時はイヤな雰囲気を感じたのに、すぐに気がそれた自分の脳天気さに呆れました。
今回は未遂で済んで何よりでしたが、今回の教訓を忘れないためにも、そして少しでも誰かの役に立てればと思いブログに書いてみました。

ちょっとした気の緩み、慣れてきたころが危ないというのは本当でした。
きっと旅行中も初めは色々気をつけていても、後半になるになるにつれ慣れてきて気が揺るんでしまいます。
リラックスする事と気が緩むことは別の事というのを改めて彼から教えられたような気がします。

今回殴打した若者からは特に反撃はなく、ただただ殴打され続けていました。(殴打といっても殴ったというのではなく、鞄でバンバンという感じ)
もう一人の仲間の若者もただ見ていた感じです。
もしかしたら、彼らは私が一人だと思いこみ攻撃されることを予想していなかったのかもしれません。
今回は未遂で済んで良かった事の上に、反撃をされなかった事も良かった点です。
たまに反撃され刺されたなんていう怖い話を聞くので、必ずしも犯人を撃退するのが良い方法だとは思いません。

本当に何回も言いますが、今回は防ごうと思えば防げた反省点だらけの私の行動。
ラッキーな事に結果的には被害はなし。厳密にいうとサンドイッチが被害に合いました。(彼が犯人を叩いた時に鞄からサンドイッチが落ちたみたいです。後で気が付きました)

これからのフランス生活、これから訪れるだろう旅先でもリラックスしても気が緩むことはないよう気をつけたいと思います。

 

それにしても目的があるとずんずん行ってしまう彼の事を一緒に行動している私の事を全く考えてくれてないと感じる時がありましたが、こうして後ろで必死に付いてくる私の事をちゃんと気にかけてくれているんだと感じられた事も大きな収穫です。

その後駅員や警察に通報なんて事はなく、何人かの通行人に見られてお終い。
フランスというのはそういう国なんです。
たまに大きな駅だとビデオがあなたの行動を見てますよ。なんていうポスターが張ってあったりしますが、どこまで効力があるかは謎です。
偏見や差別があってアラブ系の方がフランスで生きていくのが大変なのはなんとなく分かりますが、ただこういう行動がまた更なる偏見につながってしまいます。
まさに負のループですね。
もちろん立派な職についている人、お店を持っているアラブ系の方もいます。
日本人のコミュニティーがあるとすれば、アラブ系のコミュニティーもかなりあるかと思います。
そういうコミュニティーの中で切磋琢磨するというよりは、ずる賢く生きる術ばかりを身に付けているような気がしてならない。
人種で偏見を持ちたくはないですが、やはり・・・
難しい問題です。

ただここはフランス!
人種の堝。
色んなバックグラウンド、習慣・文化が入り交じっています。
気を付けなければ!

 

 

コロナウィルスの続報です。
以前の内容は下記をご覧下さい。

 

franpon.hatenablog.com

franpon.hatenablog.com

 


日々状況が変化しているフランス。フランスというよりは欧州と言った方がいいかもしれません。

17日の正午から不必要な外出を避けるように、まさに外出禁止という措置がとられました。
外出するには証明書をダウンロードして携帯する必要があります。
仕事でやむを得ず外出する場合は、職場から出された証明書も併せて持ち歩くなどかなり厳しいです。
反則した場合は罰金もあるようです。
国境も閉鎖されるようです。
滞在許可書などを持っていないと入国が難しくなるみたいです。
なので観光で来るのはもはやかなり難しい状況かと思います。
すでにフランスに滞在されている方は乗る予定の飛行機の状況を調べるとともに、パリにある日本大使館もしくはマルセイユにある日本領事館に連絡し今後の取るべき行動を確認や相談するのも良いかと思います。


外出禁止になってから外に出ていないのですが、いつもと全く違い静寂な夜です。
15日間(長引く可能性もあるみたいですが)、あれこれ貯まっていたホームワークを一気に片付けてしまいたいです。

3月17日の状況、情報です。