ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

フランス、再ロックダウン コロナの状況やテロ、アジア人攻撃

OFII指定の語学学校話題ではないです・・・
楽しみにしてくれている方がいるか分かりませんが、必ず書くつもりですのでお待ちください。

はい、フランス再びロックダウンです。
マクロン大統領がロックダウンの対応を取ることはないと何回か話していましたが、やはりロックダウン以外の選択肢はなかったようです。
数字を見ればかなりだもんね・・・
仕方がないです。
他の近隣諸国も夜間外出禁止やロックダウンなど何かしらの対応をされているようです。

ただ今回のロックダウン、色々な方が指摘しているようにかなり緩いです。
前回と大きく違うのは大学・専門学校以外の学校が開くということ。
これに対しての説明は、子どもたちにとってコロナウィルスよりも学校が閉まる弊害の方が大きいからという説明。
なるほど。
確かに前回ネット環境や親の対応などにより学力に差が生じてしまったようです。
また移民家族が多いフランス。親が母国語でないフランス語の課題を見るのはとても大変。
最悪なのはネグレクトや身体的な暴力などの虐待もあったようで、子どもの置かれている状況はかなり家庭差があったようです。
そうした弊害を生じさせないために学校は開けると発表がありました。

またテレワークが可能な職業は在宅勤務、一方テレワークが不可能な職業は通勤可能という対応もあります。その際は通勤のための外出証明書と会社等が発行する証明書の2通が必要になります。
通学の送り迎えの外出証明書もあり、自分で作る外出証明書に加え学校から発行されている証明書、こちらも2種類の証明書が必要となります。

今回のロックダウンは、できるだけ経済活動を止めずにという趣旨のようです。
そのため勤務は可能。ただ学校が閉まっていたら親の勤務は不可能。
だから学校を開けているんだぁなんていう意見もあったり。
習い事などは閉まっているようですが、学童などが開いていることから親の勤務を可能にすることも理由の一つではあると思います。

でも学校を開けた理由は一つではないんじゃないのかな、と
個人的には思ったり。
もちろん経済を止めないためには働いてももらう必要があり、その間子どもを見る人が必要。
一方でやはり本来自然な形である学校で学ぶという事、友だちとの交流の大事さなども考えられていると思います。

生活に必要な買い物、一人一時間一キロ以内の散歩やジョギングなどの運動は認められているものの、働け!学校に行け!それ以外は外にでるな!といった、乱暴に言えばそんな感じの今回のロックダウン。

ただ前回と違って多くの人が外に出ていて、本当にロックダウン中?って思うような町の雰囲気。
経済活動を止めたくないというのはよく分かるが、それが仇となり色々な事が中途半端。
それを良いことに公園には多くの人。
多くの車に多くの人通りといった感じ。
このロックダウンは果たして、前回のような効果が出るのか?

そしてこの中途半端な対応に、モヤモヤを抱えている人が多い。
今フランス全体で問題になっているのは、花屋や服屋、本屋などは閉めなければいけない事になっているのですが、大きいスーパーなどでこれらを販売できているのは不平等だという声。
まぁもっともですが・・・
フランス政府は大企業支持で小企業は潰す気だ!なんていう過激な声も。
一部の県では、大統領の発表を無視して営業許可を出したりしたところもあるらしい。
もう無法地帯ですよね。汗
ということで、スーパーでも生活に必要なものしか購入できなくなるようです。
日にちに関しては今日から(3日)となっていましたが、少し期間が延びたようです。
でもこれで解決!という訳にはいかないですよね。
やはり営業許可を求める声、不満の声が多くあるようです。

またロックダウン前に、高校の歴史教師がイスラムの風刺画を授業の教材に使用したことで殺害されたという事件がありました。
これに対して、マクロン大統領は今後も表現の自由を守るために風刺画を禁止したりはしないという声明を出したことでイスラム諸国のフランス商品の不買運動、さらに過激な方々のテロ攻撃と・・・
きっとロックダウンの鬱憤も一部では過激化する要因の一つになっているのではと思いますが、とっても落ち着かないフランスです。
長くなるのでここでは触れませんが表現の自由っていう考え方、一見正義のように聞こえますが、果たしてそうなのかな。と思ったり。
日本も風刺画書かれていますよ。
https://www.afpbb.com/articles/-/2967941
どう感じましたか?
日本は不買活動やテロといった攻撃ではなく、穏やかに正式に抗議文書を送ったようですが。
またこれについては別で書く機会を作りたいな。

そしてコロナウィルスによるアジア人差別。
以前これについてはブログで書きましたが、今回は結構深刻。
以前の記事は下記をご覧ください。

 

franpon.hatenablog.com

 

SNSで全ての中国人を攻撃せよ!という内容が多くの人にシェアされているようで、日本大使館からも注意喚起の連絡がきました。
以前ブログに書いて以来特に嫌な思いなどはしていないんですが、今度は差別ではなく攻撃せよっていう激しい内容にやや戸惑っています。

こういう状況になるとどうしても社会的弱者である者が被害を被りやすく、つまり移民、鬱憤や不安などを抱えることになります。
それらの解消方法の術が少ない彼ら、攻撃として表現してしまう。(詳しくは書きませんが、この解消方法、フランスで上手くやっていける術がある人は、成功している人が多いです。やっぱり教育や環境って大事だなって思ってしまう)
更にテロが頻発していることも彼らの攻撃心を刺激しているのかもしれません。
テロを起こすほど過激ではない彼ら、それでも不平・不満を、フランス人には敵わないから比較的大人しいアジア人へぶつける。
なんだかなぁ・・・です。

 

そんな絶賛危険で面白いこともないフランスで2度目のロックダウン中。
フランスの秋休みが終了の今週、フランス人達とはズラしてバカンスの予定でした。
誕生日のお祝いだったり、ちょっと色々あったので気分転換などなど、色々リフレッシュしたかった。
楽しみにしていたバカンス。。。。うぅ~、こんな事書くと私もなんとなくフランス人化しているかもなんて思うのですが、バカンスをキャンセルせざる終えない事実に落ち込みました。

秋のバカンスで人とともに経済を動かし、バカンス終了頃にロックダウン宣言。
マクロンさーん、あと一週間待って欲しかった。なんて個人的なワガママですが。

 

そんな落ち込んでいる私に追い打ちをかけるような彼の余計な発言。
彼の友人がSNSに「フランスで再ロックダウン!俺たちは日本満喫中!ロックダウン頑張ってね」っていう内容とレストランで食事をしている写真を投稿したのを見て、入国時に2週間の隔離って嘘じゃん!ビザなくても旅行できるじゃん!って私を嘘つき呼ばわり。怒
私だって一時帰国できるもんなら帰りたいけど、2週間の隔離のハードル、こんなハイリスクな国から帰国してもなかなか気軽に会えないだろうなぁなんていう思いから帰国を躊躇。
配偶者である彼なら何かしらのビザの許可が降りるかもしれないけど、一般の旅行者がホイホイ来れる状況じゃないはず!と彼に言っても、全く信用せず。
どうやって日本に入国できたのか、どこに滞在しているのか聞いてもらうと、なんとパリにある築地の雰囲気にそっくりのラーメン屋で撮った写真で実際には日本には行っていないよ!っていう返答。

 

もぉ激怒です!
帰りたくても空気を読んで帰国しない私に向かって火に油、しかも色々と落ち込み情緒不安定な私に!

そしてなぜ妻である私よりも友人のSNSの投稿を信じるのよ。

そんな怒り心頭の私に向かって直ぐに素直に謝ったのは、成長したけど。
以前だったら謝る前に言い訳。
まぁ今回も謝った直後に言い訳していたけど。
築地風の店内の写真が余りにもリアルだったから、信じちゃったんだよって!

やっぱりどう転んでも彼はフランス人だな。
いやいやまずは私を信じろやぁって話ですが。笑

 

そんなロックダウン幕開けの我が家の様子でした。