ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

La formation civique 市民講座 移民講座  前編

日本の方のブログを読むと「市民講座」だったり、「移民講座」と訳しているようです。
フランスでの正式名称は「La formation civique」です。
以前は2日間だったようですが、今は4日間となりました。

これはどこに住んでいてもフランス人の配偶者ビザで住んでいる人は受けるようです。
ただ他のビザで受けている方もいますが、どのビザが受ける必要があって、どのビザが受ける必要がないのかはちょっと分からないです。
というのも、お仕事の関係でフランスに住んでいる方の中で、受けている方と受けていない方がいたりと・・・
きっと滞在期間にも関係するのかなぁと思いますが、正確な事は分からないので、心配な方はお住まいのOFIIに訪ねるのが一番です。


以前にも書きましたが、OFIIスタッフとのインタビューで最初の2日間はそこで予約を取りました。

場所はちょっと外れの治安がやや心配な場所でした。
遠いって思ったけど、近い方でした。笑
かなり広範囲をカバーしているようで、遠方から来られている方多数。

英語通訳を必要とするグループとフランス語が分かる人達で構成され、25人くらいが集められました。

雰囲気は結構和やかで、講師の方も感じが良かったです。
英語通訳の方はインド人の気さくなおじさん。
インド英語ってなぜか聞く機会が多く、最近慣れてきたけど癖がありますよね。
そしてこのおじさん、通訳以外に自分の意見も付け足すやや(かなり?)迷惑な所も。
きっと良かれと思って情報を付け足してくれているんだと思うんだけど、いやいや違うよって他のフランス語が分かる受講者に突っ込まれる。
彼らアラブ語以外にフランス語、英語も話す。
この国では怖いものナシじゃんって思ったけど、話せるだけで読めないのよね。
フランス語も英語も流暢に話すのに読めないって初めはかなり衝撃的でした。(もちろん、読み書き問題ない方もいます。)

お茶を飲みながら、プロジェクターを使用し講師が話すといった感じですが、受講者にも話が振られるのでボケーッとしていられませんでした。話を振られなくても疑問に思った事はドンドン質問する人もいて、スゲーと呆気に取られる。笑

1回目
・フランスについて
(宗教 スローガン(自由・平等・博愛) ライシテについて 海外領土も含むフランス領土について)
・運転免許証の書き換えについて(交換不可の国もあるため、丁寧に可能か不可能か教えて頂きましたが、それよりも送っても返答がナシ、どうすればいいんだぁーって質問が多かったです。私もまだブログに書いていませんが、まだ成功しておりません)
・銀行口座開設について(誰でも3ヶ月以上の滞在が過ぎれば、開設可能と言う説明でしたが、ある方は仕事の契約書がないとダメって言われたって嘆いていました。移民は足元を見られますね。私の銀行についてもいずれブログに書く予定です。)
・保険について(車 建物)
・保管しなければいけない書類
・sécurité sociale(社会保障国民健康保険)の加入について(これについてもまだ書いていませんが、まだ成功しておりません。長い物語が書けそうです。笑 っていうか、みんな同じ状態のようで話が盛り上がった。笑)
・仕事について(探し方 履歴書などについて)
ちなみに1日目のお昼ご飯

 

f:id:franpon:20200907211929j:plain

1回目 昼食

f:id:franpon:20200907212136j:plain

激甘デザート


 

質に違いはありそうですが、どこでもお昼ご飯は提供されるようです。
私たちは講座を受けている場所ではなく、近くのファーストフード店に移動しました。
アラブ系の方のお店なので、イスラム教に配慮されているのかもです。
また事前にベジタリアン食の希望を取るところは流石って感じでした。

そうそうこの日の午後に何かの依存症なのか精神疾患を持った方が突然乱入。笑
乱入って言っても暴れるとかではなく、虚ろな目でよだれを垂らしながら講座に参加。笑
どうやら講師のお姉さんの事が好きらしく、ストーカーしているよう。
教室の外に誘導しても入ってくるというのを繰り返し、諦め彼も一緒に講座再開。
○○の人?って聞かれて、誰かが手を挙げると彼も涎を垂らしながら手を挙げる。笑
気になって仕方ない。
それにしても講師も受講者も誰も動じない所が流石です。
こういう方、路上では見かけるものの同じ空間にいるのは始めてでやや落ち着きませんでしたが、治安の悪いこの国でやっていくにはそのくらいの肝が必要なんだって実感した出来事でした。

 

2回目
前回の一週間後、同じメンバー、同じ講師、同じ通訳でスタート。
前回同様、お茶飲みながらお菓子が途中回ってきたりと和気あいあいな雰囲気です。

内容
・CAF(社会保障)について(住宅手当て HLM(低所得者向け住宅?) 家族手当て 生活保護受給の条件など)
・税金について(住民税 固定資産税 など)
・権利の主張について(権利擁護機会 法律事務所 警察もしくは日本にはないもう一つの警察 弁護士)
帰化の条件について
・結婚、離婚(離婚した際の子どもの親権に関する法律など)
・住所変更した際に連絡する先(préfecture , caisse de sécurité sociale, caisse de retraite,forni sseures d'énergie)
・医療 健康(医療制度 子どもの就学時にメディカルブック等予防接種歴等の質問があることなど)
・雇用について(雇用形態等)
など

もちろんこれが全てではないです。
ぼーっとしてしまった時とかもあり、メモしていないのも多々あります。
またフランスなので、変わる事もあるだろうし、人や住んでいる場所によって異なる場合もあるので、「へ~」くらいに思って頂けると幸いです。

ちなみに二日目の昼食も同じ所で、これでした。

f:id:franpon:20200907212400j:plain

2回目昼食

f:id:franpon:20200907212556j:plain

不思議なデザート

 

そして色々な方のblogで読んだ、講座終了後のテストは、3~4人に1台タブレットを渡され、その中にダウンロードされているアプリの質問に答えていくといった感じでした。
テストというよりは、聞いた内容の確認、しかもみんなでワイワイ相談しながら答えを選択出来るので気楽な雰囲気で受ける事が出来ました。

残り2回はちょっと長くなってしまったので、後編に続きます!