ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

一時帰国 家族や友人 そして考えた事

こんなにブログ更新しなかった事あるっていうくらい久しぶりの更新!

いつも書いているが、山ほど書きたい事はある!

が、時間がない。

日本からフランスに帰ってきてもしばらくはまだ夏休みでゆっくりヴァカンスが継続中。(今年の夏はいつも以上に散財した)

 

夏休み明けからが怒涛の日々でした。

9月、10月前半が一瞬で過ぎていった。

で、今やっと秋休みで時間的な余裕が。(フランス企業で働いている訳ではないのですが、世界的にもこの時期秋休みを取る人が多く、私も休みに)

 

タイトルにある一時帰国ですが、控えめに言ってホントに最高でした。(笑)

もともとそんなにこまめに連絡する方でもないし、べったりな人間関係な訳でもなく、必要があれば連絡取れるしってことでそれほど寂しさは感じていなかったけど、やっぱり実際に日本に帰って、実際に会っておしゃべりして、食事して、飲んで、最高な時間だった。

家族はもちろん友だちも以前と変わらない関係でいてくれてホントにありがたいな。

フランスで私に足りないのはこの時間だ!と気が付いた。

少しずつ同じ立場で話が出来て、同じ目線で笑える友達って呼べる人がフランスでもできたけど、この安心感はまだフランスにはない。

 

そして今回ホントに帰国できるのか不安で不安で、あまり人に言えなかったんだけど、それでも時間を作って会ってくれて、ありがたいな。

もちろん、もっと早めに言ってよ!とは言われたが。

というのも、減便による変更やキャンセル、コロナテストで陽性となるとも限らない、全てが上手くいっても入国に必要な書類に不備があるかも・・・とホントに色々とストレス満載で、帰れる気がしなかったし、帰国前は不安からくるストレスで不眠に。

 

でも帰ってきてるんだぁって連絡できる友だちがいるのは最高だし、急に連絡したにも関わらずつい最近まで会っていたかのようなノリで再会できる友人たち、ホントにホントにありがたい(何度目?(笑))

距離が離れた事で疎遠になってしまう関係もあるけど、距離関係なく続く関係もあるし、自然の流れに任せるしかないんだけど、今回の帰省、会いたい人には会えた。

もちろん時間がたっぷりあったり、前もっとお知らせ出来ればもっと会いたい人はいるけど、友人との久しぶりの飲み会やら食事会はホントに最高な時間でした。

今回会えなかった人には、メールじゃなくてお手紙書こう!

次の帰省がすでに楽しみ。

 

そして家族。

こんなにも長い時間、実家にいるのって久しぶりっていうくらい実家にいた。

帰省が決まった時も、母に「長っ!」て言われるくらい長い帰省。

実家暮らしをしていた時以来だよ。

両親の生活リズムを崩さないようにとか、気を使わせないようにとか色々始めは考えていたけど、やっぱり親子。

しばらくしたら馴染んでた。

結果、両親・私ともにあっという間だったね!っていう感想。

結婚してフランスに行くこと、仕事から離れること、フランス語が話せないこと、心配な要因しかない渡仏に全く反対せずに応援してくれ、しかも嫌になったらいつでも帰ってきなさいと飛行機代くらいのお金を準備してくれた両親。

親孝行は出来なかったけど、母とはこれでもかっていうくらい沢山話をして、父とは毎晩のように晩酌して、娘として久しぶりに両親に甘えた。

フランス生活での面白ハプニング(深刻な問題や怒りは置いておいて)、彼との生活、フランスの文化、新しく出来た友人、そして実家でもリモートワークして仕事しているアピール、などなど娘として少しは安心させられたかな?

 

両親が私を心配するように、私も両親が心配。

だけどお互い、心配の気持ちは声に出さず、頑張っている報告、応援しているメッセージのみ口にするのが、私たち家族の在り方。

コロナに戦争にと想定外の事とはいえ、次回は間をあけずに帰省しよう。

この暖かい時間と空間になるべく早く帰ろう。

 

ただ今回私一人の一時帰国だったから、こんなに穏やかに過ごせたというものあると思う。

彼が一緒だったら、こうはいかなかったかも。

彼と両親の関係は良好だし、何度も実家に彼は来ているのだけど、月単位で一緒に生活するのは厳しいだろうな。

これについては要検討だわ。

 

そして、そして、楽しみな一方で私の嫌な嫉妬や妬みなどが生まれるのではと心配だった事が一つ。

そんな気持ちになるのは止められないことなんだけど、そんな気持ちを抱く自分に嫌悪感、疲れ、焦燥、、、、。

 

これまで比較的人生をコントロールして生きてきた感がある私(←嫌な奴よね)

周りには簡単にコントロールしているように見え、人生を楽しんでいるようにも見えていると思うし、今回の国際結婚に海外移住もそのスパイスくらいに思われているのも知っている。

ただ私の中で想定外の事だし、ましてやこれまで築き上げたものを捨てて海外に移住するなんて、驚きでしかない。(結婚を決意したのは、過去にブログにしたのでよろしかったら読んでみて下さい)

 

はっきり言って、才能とかそういう事ではなく、見えないところで相当の努力をしてきた努力家なのよ、私(←嫌な奴?)

ズルせずに真面目にコツコツ、もちろん興味ある事だし、頑張れば身に付く実感もあって頑張ってこれた。

仕事も安定、不祥事さえ起こさなければ超安定。

今のフランスにいる私は、収入が不安定な個人事業主って事で住宅ローン断られているけど、日本ではどの銀行でも住宅ローン組めたし。(さらに彼の扶養って事で彼の足枷にもなっているらしく、夫一人名義の方が住宅ローン通りやすいとまで言われた)

 

自分でコントロールできた生き方から、人に頼らないと生きていけない情けないって一時期病んだ。

ただ今思うと日本でも多くの人の協力や支えがあったからなんだけど、当時はそんな事に全く気が付かずに見えないモノには目を向けない女でした。

今回の一時帰国で最前線で働いている元同僚や仲間の活躍を目にできるのだろうかって超~不安でした。

今の仕事は私の専門性を生かした仕事ではあるけど、専門外の事もやっているし現場の最前線にいる気は全くなし。

現場での感覚や最前線の情報から置いていかれた感がありつつ。

ただ一つ良かったのは、世界的なパンデミックのおかげでオンライン学会や研修が主流になりフランスにいても最新の研究に触れる事が出来たのはホントに助かった。

そしてこれまで参加しにくかった国際学会なんかにも参加できたり、フランスから学会発表なんかもできてまさかまさかの展開。

 

現場の最前線で働いてはいないが、これまで築いてきた事は無駄じゃないし、経験や知識が私の礎となっている。そう思わせてくれたのは、お世話になった先生だったり仲間。

ありがたい限りです。

目指していることが同じならばいつか交わるだろうし、専門から外れた事で外から新しい刺激が入る事もある。

無駄ではないと力強い言葉をもらったのでした。

はぁ情けないが、とっても救われました。

フランスでやっていくにはまだ言語が伴わないが、その時がいつ来ても大丈夫なように資格書き換えのために、院の修了証やら論文やらをかき集めフランス語へ翻訳へとようやく動こうと思えたのです。

私のキャリアについて、もちろんフランスでの生活、人生そのもの、常に悩む事ばかりだけど、まぁできる事をコツコツと本来の前向きな私が戻りつつ、急がずにマイペースでやろうとだいぶフランス人に感化された私もありつつです。

 

どこに行き着くか分からないですが、今の私だからできる事も見えてきて、これから枠組みを作って具体化し、まとめていけたらなぁなんて思っていたりもします。

3年後にはしっかりした形で生み出したい!いや5年後かも?

 

さて、次回は一時帰国中のミッションについて書いていこうと思います。