すっかりお忘れかと思いますが、前回書いたフランス生活3年目に入りましたシリーズ(?)と並行して、実はフランスの不動産(私たちの経験より)についてもシリーズで書いていたのです。(笑)
以前の話をすっかりという方はぜひよろしかったら読んでみて下さい。
意外とこのフランスの不動産に関する記事、結構読まれているみたいなんですよね。
フランスで家を借りる予定の方が読まれているのかしら?
それともなにかトラブルを抱えている方が読まれているのかしら?
あまり参考にはなりませんが、こんな人たちもいるのかと楽しんでもらえたら嬉しいです。
さて、オーナーとの関係についてですが、旧オーナーそして今のオーナーともにまぁ良好です。
まぁというのは、彼と私とで感じ方が違ったり、全て良い人では片付けられない部分があったからです。
旧オーナーはいい意味で大雑把。
そういう方なので、彼とは馬が合っていたように思います。
以前も書きましたが、修理が必要な箇所を自分たちで直すことができたらその分の材料費と手間賃を考慮して、その月の家賃は半分だったり全額免除だったり・・・
お金が絡む事だし、自分の家だから素人にいじられるのが嫌っていう考えはあまりありません。
っていうかない。
でも費用を差し引いて家賃額を勝手に減らしても大丈夫だったのか・・・家賃収入の証明が必要な時に困らない?
まぁ融通が利くオーナーでした。
で、大雑把。
私も日本を離れる時、結構大変だったので気持ち分かるけど、オーナーの私物結構残っていました。
でもこれって他の人に聞くと結構ある事らしい。
一応家具付きってことで家電や食器系はありがたく使わせてもらいました。
アウトドア用品もボチボチ使わせてもらった。
オーナーの服や靴、カバンなどのザ・私物は捨てても良い物と悪いけど保管して欲しい物があると言われたので、全部取っておきました。
でも保管場所ケーブ(地下の倉庫)でと言われ、ケーブに置いておいたら全部カビルンルン。
そうこのカビがこの旧アパートの敵でした。
地下は風通しもゼロだし、じめじめしていたのでカビも分かるんですが、旧アパートは寝室の壁と天井部分にカビが。
健康被害を心配するほどにひどい状態。
最初の年は少しだったのですが、徐々に浸食場所が増え、退去する頃には見るにも耐えがたい状態に。
カビが増える時期は冬。
多分原因は、寒くて壁(漆喰?)が結露し、結露が壁の中に入り込み、乾かない状況が続いたことだと思います。
天井はある一部、真ん中に綺麗な四角形のカビ模様ができたので、絶対に何かその部分に問題があると思うのに、彼や業者の提案する案がどれも検討違い(だと思う)。
必死で考えられる原因を伝えましたが、取り合ってもらえず。
もっとフランス語力付けねばと思った出来事です。
カビ問題を解決すべく換気するファンを取り付けたが・・・
目に見える効果はなし。
結局、カビ問題は解決せずに退去。
カビ問題は旧オーナーも了承していたし、見当違いなファン取り付け工事も全て旧オーナー持ち。
で、、、、最後の最後で問題が起きたのです。
日本もですが、入居する前に家賃プラス保証金として2か月分の家賃を払いました。
で、旧オーナーから言われた事は保証金の半分、つまり家賃1か月分だけ返金すると。
日本の感覚だと、そうかって感じですが、この決定に彼は激怒(なぜ?)。
話しは反れますがこの怒りポイントが違い過ぎて、時々疲れます。
まぁフランスで保証金を取られることは、大きな損傷がある時のみで珍しい事らしい。
っていうか、私の価値観ではカビ問題が解決しないことに腹を立ててくれって思いますが。
旧オーナーが言うのは、壁の塗装代とベットのマットレス代と言われました。
壁については私たちの過失ではないけど、清掃代くらいは払わなきゃとも少し考える私・・・
マットレスは旧オーナーが要らないから必要なら持っていってと言われたから持っていったもの。
そんなこというなら返却します。ですよ!
で、彼が取った行動は、「不当な保証金請求について、弁護士に相談します」とメールを送ったのです。
はい、全額返金されました。(笑)
確かに海外転居お金かかるし、清掃に塗装にお金がかかり大変なのも分かる。って事で、もらえるならラッキーって感じで半額請求したっぽい。(笑)
根拠があやふやな請求の場合、こちらがはっきりとした態度を示す事が大事なんだ学んだ出来事でした。
でもこんな事があっても旧オーナーとは良好。
こんな事があったしお互い気まずくないのかなっていうのは、私の感覚らしい。
不思議だ。
そして、私の手続きの関係で住所変更が出来ずしばらく私宛の手紙が旧オーナーの家に届いていたのですが、嫌な顔せず毎回連絡してくれたし。
ありがたい限りです。
さて新オーナーとの関係については、長くなってきたのでまた今度書こうと思います。
次回は旧アパートの良かった点や悪かった点、引っ越しに関するエピソードを書きたいと思います。
ではでは、また。