ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

いざ!OFIIへ

この話の続きです。

 

franpon.hatenablog.com

 

OFIIの呼び出し(召喚状)には、付き添いは入れませんと書いてあり、それを見た彼はまるで鬼の首を取ったかのように嬉しそうに付き添えないらしいと嬉しそうに教えてくれました。
期待してないし、いいけど。

実際に行ってみると中には入れないけど、外では付き添いのパートナーと一緒のカップル多数。笑 まぁいいけど。
っていうか、分かっちゃいたけど集合時間の感覚の違い。
日本だと記載してある時間に説明などが始まる感覚だけど、フランスは記載してある時間に門が開く。笑
そこから荷物等のセキュリティチェック、パスポート、召喚状のチャックなどが始まり、実際にスタートしたのは召喚状に書かれた時間から約40分後。
分かってはいたものの、政府機関からの呼び出し日本の感覚で早めに到着しだいぶ待たされたのは言うまでもありません。
だって召喚状に遅刻厳禁って書いてあったら早めに行くよね。
これってやはり日本人の常識であって、世界の常識でない?
それとも世界の常識であって、フランスの常識でないのか?

 

始めは全体で説明。
たぶん今日の流れなどを話していたけど、全部フランス語だったので理解半分。イヤっきっと半分も理解出来ていない気がするが、確かめようがない。

今日集合している人たちは、ロシア人?っていう感じの方がほとんどで、アジア人数人、アフリカ系数名、アラブ系数名っていう感じ。

全体での説明の後はテスト。
椅子に付いている小さなテーブル使いにくい。
テストの内容は
・絵とフランス語単語の線結び
・地図と経路検索を見て質問に答える 3つの選択肢から選ぶ
・手紙を読んで、3つの選択肢から答えを選ぶ
・名前、住所、電話番号を書く
・絵を見て自由記述
・旅先から手紙を書く
はっきり言ってフランス語が分からなくても英語がある程度できる人なら選択肢問題や個人情報に関する記述はできると思う。
っていうか、英語ができなくても日本の受験勉強を経験している人なら、文中から同じ単語を探して前後を見て答えを探し出すテクニックや違うだろう内容の選択肢を削除していく方法など、ある程度点数は取れるテスト内容だと思いました。

でも集めるときにかなりの人が白紙でビビる。
っていうか、さっきガンガンフランス語で質問していなかった?

テストの後は一人一人呼ばれて面接。
面接を担当したOFIIのスタッフはとても丁寧で、フランス語が話せないと言うととっても分かりやすい英語で話して頂いた上に、更に仕事上フランス語のチェックも兼ねてフランス語でも聞くけど、気を悪くしないでと丁寧に配慮まで。
名前や住所、年齢、夫に関する質問、フランスでの生活に関する事には答えられるものの、複雑な内容になるとお手上げ。
教えてもらった事は、日本での学歴をフランスでも認めてもらうための手続き、仕事の探し方、運転免許の交換、次の滞在許可書の申請のための予約時期等々、フランスで生活していくためのアドバイスをしていただきました。
最後のテストの結果について。
線結び、選択肢、個人情報に関する質問は全問正解。
自由記述は、幼児レベルしか書けず。
スタッフとの面談を通して、簡単な事は理解し、聞き取り可能、話す事もできるという判断。
結果によって義務づけられているフランス語学校は200時間もしくは100時間。
いやいや「お名前は?」「何歳ですか?」とか幼児レベルの言語しか話せないんですけど。
それでいきなり、保護者なしでフランス社会に放り出されても無理って言い張ったら、400時間のフランス語受講を獲得出来ました。
この移民に義務づけられている(レベルによっては免除)フランス語学校を嫌がるブログも見かけますが、私はすごく良いシステムだと思います。
他のヨーロッパはどうか分からないけど、一応(一応ね?)移民がフランス社会で生きていけるように支援してくれる。
まどろっこしい手続きはたくさんあるけど。
支援大歓迎。っていうか、支援必要。
そんな訳で、ちょっと交渉したら400時間貰えました。
ホントは最大の800時間欲しいところでしたが、そこまでは言えず。
200時間終わった所で、一旦テストを受けてそこで合格点だったら終了。
終了してもまだフランス語コースを継続したかったら次のステップ(A2 DELF)も無料で受講可能と教えて頂きました。


フランス語学校は面接の2日後に始まる日を提案され、やや驚く。
いやー、先輩方のblogを見ると結構待ったと書いてあるので、1ヶ月後くらいに始まればいいなぁなんて思っていたので。
ちょっと悪あがきして3日後から受講することに。笑

市民講座と言われているものも約3週間後の土曜日、2週続けて受講が決まりました。
OFIIの事務所では最初の2回分だけの予約になり、残り2回は行った先で次回の予約を取ることになるそうです。(これに関しては通訳の関係でその場では予約を取らずに、連絡が来る場合もあるようです。日本語もしくは英語の通訳を希望したところ、英語通訳者が来る日をその場で確認でき予約が取れました。ある日本人の方は日本語のみの通訳を希望し、その場では予約が取れずその後もなかなか日程が決まらなかったようです)

あと所謂滞在許可書を有効化するために押していたスタンプ等は廃止になり、フランス入国後にオンラインで支払った際にメールに添付されていた書類が、滞在許可書を有効化する証明書になるようで、パスポートとともに持ち歩くことをオススメすると言われました。
オンラインで支払った手続きは以下に書きました。

 

franpon.hatenablog.com

 


面接の後は健康診断。
要領は悪いけど、ホントにフランスってスゴい!
これがもうちょっとシステム的に動いてくれればと思うけど、まぁこれがおフランスですね。笑
健康診断までやってくれるとは。

事前に母子手帳の写真を撮っておいて、受けた予防接種の名前と年代をメモしておきました。


噂のレントゲン
情報によると上半身裸とか下着で並ばされたなんていうのもblogで読んだけど、私が受けたところはレントゲン室に入る前の小部屋で一人で服を脱ぐことができ、しかも金属や下着だけ外してロンTを着て撮ることができました。
しかも廊下からレントゲン室の前の小部屋には鍵をかけられるようになっており、プライバシーも安全面も守られるという配慮付き。
もちろん入れ替え性なので、着替えから終了まで技師以外の人と顔を合わせる事はありませんでした。
いやぁなんとも当たり前の事なのに、色々なblog情報を読んでいただけに感動。
求める基準を下げておくと、色々感動できてお得です。

そしてなぜか二人の医師と面談。
一人目の医師は英語で身長、体重、生活習慣等を口頭で質問。
タバコは吸わない、運動はそこそこするって答えたら「素晴らしい」を連発。
なんとも持ち上げ上手な医師です。
その後椅子に座った状態と横になって、簡単な触診で終了。

これで終わりかと思えば、なぜか別の医師と面談。
この医師は実際に機材をつかって身長・体重の測定。笑
なんなんだぁ。(ちょっとサバ読んだのがバレた。笑)
そして予防注射歴について聞かれたので、あらかじめメモしていた物を見せ、メモ確認後に何やら説明。
英語で説明してくれたんですが、専門用語の部分が分からずGoogle翻訳で教えて頂きました。
というか既にGoogle翻訳には絶対に伝えるべき内容が予め入力されており、来た患者(?)の国に設定を変えるだけになっているという。珍しく合理的なやり取りにまたまた感動。
ちなみに私の前の人はロシア人だったようで、ロシア語から日本語に変換。
便利な世の中だわ。
で、教えて頂いたのは、なんとフランスでは何年かに1回は破傷風の予防接種をするのが義務だそう。(何年に1回なのか忘れてしまいました。3年とか5年とかだったような?ご存知の方教えて下さい)
私は破傷風の予防接種は受けているものの、もちろん期限切れだったので、予防注射をしてくれる連絡先を頂き後日受けに行くように言われました。
この予防注射も無料だそうです。

でも実はまだ受けに行っていないんです。
彼に聞いたところ彼も義務で打たなければいけない事を知らず、なら一緒に受けに行こうとなったんですが、私もすぐにフランス語学校が始まり、彼も仕事。
ズルズルしているうちにコロナってことで未だに受けられず。

なんだか第2波来そうで怖いので、このバカンス中に彼と日程を合わせて受けに行きたいなぁと計画中。
そううまくはいかないかもしれませんが。笑
また受けに行ったらその時はblogで様子を報告します。

こういう義務って彼も知らずにフランス人していますが、きっと何かきっかけがない限り知らずに過ごしている人はいるのではと思う。
情報って大事だなぁって思うと同時に情報の取り入れ方難しいなと思った次第です。