ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

コロナウィルスによるアジア人差別

コロナウィルスが広がり始めた頃に言われていたコロナによるアジア人差別ですが、今頃になってされました。
されたといっても2回ですが。
なぜ今頃になって?

 

ないですって書いたブログが以下です。

 

franpon.hatenablog.com

 


フランスはコロナウィルスをコントロールできるようになって、ウィルス戦争に勝利したはずでは?

なぜ今になって(2回目。笑)

進まないフランスの行政手続きやその他諸々なんだか思うこと等々の影響もあり、今回の言葉に悲しかったり疲れたりという気持ちになりました・・・

なんなんですかね。

とりあえず今のところフランスに入国するには、フランス滞在ビザ保持者もしくは両国間の国境移動が認められているヨーロッパ内に居住されている方のみになるので、私なんかよりアジア人差別に関してはベテラン(?笑)だと思うので、あまり参考にならないかもしれませんが、私の記録のために書こうと思います。
夏頃にはもしかしたらどの国に対しても国境が開くかもしれないですし。

コロナウィルスの前からアジア人差別がなかったわけではありません。
西洋の人をみかけたらまず「Hello」と話しかける日本人と同じように(全員ではないですが、彼が日本に住んでいたときに必ずハローでしたし、なぜかアメリカ人と決めて話しかけられる事が多かったです)、「ニーハオ」と声をかけられたときは「こんにちは」もしくは「Bonjour」と返事をするとその後はごめん、違ったんだぁという反応をされることが多かったです。
同じアジア人でも中国人・韓国人・日本人の見分けって難しいなって思います。
なんとなく日本人っぽいメークや服装で、日本の方かなぁって思ったり。
それに中国の方って人口も多いし、フランスに住んでいるアジア人の中で中国人がトップじゃないかなって思います。
私もフランス人だと思ったらドイツ人だったりなんて事もありますし。
相手の国を間違えてしまうのは誰にでもあること。
話は逸れますが、タイとかベトナムの観光客を相手にする人達ってほぼ間違えずに相手の国の言葉で話しかけてスゴいなって思います。プロですね。

まぁそういう訳で国を間違えたのではなく、差別しようと意図的にオチョクるような話し方なんですよね。
「ニーハオ、チンチャオチャ」みたいな。意味のない音だけを中国語っぽくして話しかけてくる。
アメリカから始まった警察によると黒人差別とは種類は違いますが、見下したような、バカにしたような、おちょくるような、そういう種類の差別。
決して良い気持ちはしませんが、いちいち反応していても仕方ないので無視です。
物乞いにお金をせびられても「ごめんなさい。」って反応している私。
ただ無視も立派な反応ですよね。

移動制限前や移動制限中は特になかった差別的発言(そもそも移動制限中はそんなに人と会う機会はありませんでしたが)、移動制限解除後に投げつけられました。
移動制限中にストレスや不安を感じ、そのはけ口なのかな?

残念な発言を言ってきた方はティーンエージャーのアラブ系の若者です。
1回目は男の子グループ。
「ニーハオ、チンチャオチャ、コロナ、コロナ」
2回目は女の子グループ
「あっ、コロナ、コロナ」
ちなみに別の日です。
とっても残念ですが、最初に書いたコロナ関係なく差別的なおちょくる発言をしてくるのもアラブ系の方です。
アラブ系に嫌われているのかな?
ただ2回とも私が一人、相手はグループ。
もしかしたら同い年とかちょい年上くらいにしか思われていない可能性がある(図々しいですが)
どーいうつもりでその発言を私に?
彼らは知らないのかな?
日本はフランスより人口が多いのにちょっとコロナ感染患者が増えただけで重大な事としては捉えている一方で、日本より人口の少ないフランスは今もなお三桁のコロナ感染患者数。
自粛しないと社会の批判をっていう日本人心理もうまく利用しているなって思うけど自粛のみでかなり行動制限している日本人。
その一方で罰金にしないと守れない一部の方々。
まだまだ三桁で患者が出ているのに、患者数押さえているアジアをバカにする彼ら。
中国の今のコロナ感染患者数は分からないけど、抑えられているんじゃないのかな?

ただ単に暇なのかな?
色々謎過ぎる。
どういう意図なんだろうか?
ホントに嫌悪感を抱いたら声をかけたり近付くのも嫌だと思うけど。
自己防衛されていたフランス人(多分)の方は自らソーシャルディスタンスをキープ、人とすれ違う時もだいぶ避けて歩いていたのを見た時は、そのあからさまな避け方にぎょっとしましたが、誰に対しても同じで差別ではなく自己防衛と分かるものでした。
ホントにアジア人全員がコロナウィルスの菌保持者で嫌悪感を抱くのであれば避けますよね。

人を嫌な気持ちにして楽しんでいるんだとしたらホントにかわいそうな人達ですよね。
もっと楽しい事あるのに。

ただコロナウィルスのせいで長期に渡って移動が制限され、会いたい人に会えないストレス、経済的な困窮による不安から、はけ口になったのであれば、やり方は間違っているけど納得。

育ってきた環境が違うからと彼には言われるけど、その時の勢いで投げつけた言葉自体は消えるけど、言われた人、言った人の経験には残るし、何も生まれないだけじゃなく逆に相手を憎く思えたり陥れたくなったり、仕返ししたくなったりと悪循環なだけ。


まだまだ油断の許さないフランスだけど、マクロン大統領が言うにはウィルスはコントロール下にあるしウィルス戦争に勝ったっていうんだもん。制限がゼロじゃないけど、観光客もほぼいないフランスで移動制限中出来なかった事をゆっくり仲間と楽しみなって思うのはあまちゃんかな?(きっとそんなつまんない発言を投げつけるより楽しいかと思うけど)

という私のコロナウィルスによるアジア人差別体験でした。
もしかしたらあともう一回あるかもしれないのですが、こういったことが2回あった後なので私がちょっと被害的になっているからかもしれません。
どういう状況だったかと言うと、私がちょうど通り過ぎた時に「はぁ~、コロナ~」とため息混じりに呟かれたんです。
アラブ系の老人に。ちなみにカフェで一人でお茶しているところを私が通りがかったんです。
バカにした言い方ではなく、疲れ果てた感じだったので、私が通りがかったタイミングと重なっただけかもしれません。
というか、そういうことにしておこう。

 

スリ未遂事件もそうだけど、アラブ系の人に嫌われやすくターゲット化されやすいようです。
スリ未遂事件はよろしければ、以外を読んで下さい。

 

franpon.hatenablog.com

 

私はアラビアンナイトの世界観、流石に民族衣装を着ている男性は見かけませんが、男性・女性ともにアラブの衣装好きなんだけどなぁ。
まぁドバイとかカタールのアラブ系をイメージして話しちゃダメと言われるので、ここまでにしますが、なんとか嫌われずにやっていきたいものです。

今度言われたら、フランスのスローガン「自由・平等・博愛」を教えてあげよう。
至る所に書いてあるし、フランス国民はもちろん、移民もそれを学ぶ場が義務付けられています。
知らないハズはないけど、知らないのかな?
知らないという事は時々無知で非常識な行動にも繋がるしね!
ここは人生の先輩として。笑

短気は損気。
知恵とユーモアで乗り越えていきたいな。
色々と。笑