ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

移動制限中のフランス

さて外出制限という状況になったフランスですが、生活に必要な買い物、医療、一人での運動、仕事を理由に外に出ることは認められており、指定の用紙をダウンロードし必要事項を記入し携帯する事で外出が可能になります。
プリンターがない場合は手書きでも認められており、この用紙以外にも仕事の場合は上司のサインが入った別の書類が必要になります。
わざわざ書類を準備するのは正直面倒だが、ここにフランスの作戦があるような気がしてならない。
というのも、わざわざ準備している間にホントに外出必要かなとか、明日外出しなくて済むようにちょっとまとめて買い物しちゃおうなんて思うから。
結果外出の機会は減るように思います。
我が家の場合は、見事にこのフランスの作戦が功を奏しているように思います。
外に出られないなんて・・・初めはそう思ったけど、わざわざあの書類を用意するのかと思うと家でゆっくりしてようって思う。

ただそうじゃない人も一定数いるようで、昨日までで何人の人が罰金を払ったとかなんとか、そんなニュースも聞いたりもします。
ルールを守らない人からはドンドン吸い取って、フランスの財政に協力してもらえばいいと思ってしまう。
今回の外出制限に伴ってかなりの経済的ダメージは色々なところで言われているけど、一時的な失業保険や小企業への援助をすることを言っているフランス(具体的な額や手続き等はクリアではないけど)、相当な額になると思う。
高い税金を払っているけど、それだけでは赤字では?
こういう機会にルール違反をじゃんじゃん捕まえちゃえなんて思うのは、意地悪かな?

フランスに住み始めてまだ間もない私だけど、徐々に色々な方が言っている事がようやく分かってきたというか、分かりかけてきた。
真面目に働いて税金を払うのが馬鹿らしい。。。
いやいや納税は国民の義務(私は国民ではないが、住ませてもらっている身なので尚更)、それにしてもやたらと高い。
日本でも税金高って思ったけど、その比にならないほどの高さ。
そして日本でも生活保護世帯に対する不満が出たり、調査があるようだけど、ここフランスでも同じ。
一点違うのは、多くのフランス人が働いて納税し、多くの難民の方がその恩恵を受けているということ。
だからと言って感謝しろとかそんな事を言いたい訳じゃないんだけど、あまりにもずる賢く生きている人が多くて、なんだか理不尽な気持ちというかやり切れない気持ちになる。

という訳で、暇なのも手伝って私の元々の正義感が沸々と燃えている近頃。
ズルしている人、ルール違反の人を見ると見過ごせなくなってきている訳です。めんどくさい奴ですね。笑

そして一番の怒りを買ったのは、近所にとっても綺麗な宮殿ぽい建物の美術館があるのですが(我が家の窓から見えるのが唯一の自慢。笑)、その屋根に登ってかけっこをしている馬鹿者達!
以前にも一度見かけた事はあるのですが、その時も何やってんの!っていう怒りと同時に落ちないように早く誰か注意してあげなきゃという心配する気持ちも。
ただ今回は怒りしか沸かなかった。
落ちて怪我しても自業自得(怪我で済んだら逆にラッキーな高さです)。そんなんでただでさえ忙しい医療スタッフを煩わすなんて許さん!とまで思いました。
そんな馬鹿者の親からがっつり違反金やらなにやら吸い取ったらいい!と思い、彼に警察に通報するように言ったのですが、彼は「ほっとくのが一番!警察もきっと来ないし」との事。
確かにすぐには来ないだろうな~。
きっと忙しいフランスの警察官(多分)、そんな事で手を煩わす訳にはいかない(?)
でも向かいのアパルトマンのおチビちゃんは、小さなバルコニーで三輪車に乗って健気に遊んでいるんですよ。きっと広いところで乗りたいハズ。
なんかやり切れない気持ちになりませんか?

フランスだけじゃなくきっと世界中一定数はいるこういう自分勝手な人!
ホントにいい加減にして欲しいものです。

そんなフランスの現状ですが、もちろん人の優しさに触れたり、こんな時だからこそ助け合っていかないとって思うエピソードもたくさんあります。

あれ?前回のブログもこんな感じで終わったような。デジャブか?笑

次回こそほっこりエピソードを書きますね。