ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

彼の日本語、私のフランス語

彼は日本に住んでいたこともあって簡単なやり取りは出来ます。

以前は平仮名とカタカナも読めていたんだけど、フランスに帰国後使わなくなったら全く忘れてしまったらしい。

日本って親切だし丁寧だけど、残念ながら病院・お店・役所諸々はほぼ日本語。

必然的に生きていくために日本語が上達していきました。

もちろんこのブログでも何度も書いているように彼の社会性の高さも日本語獲得に大きく影響していると思う。

はじめは私が話している日本語を聞いて覚えていたので、私の言い方とか口調はこうなのかぁって思った事も。

特に「よっこらしょ」とか「よいっしょ」みたいなかけ声は真似されると恥ずかしい。

まぁ最近では、「よっこらしょっと、よっこらしょっと♪」と歌い合えるくらいにはなりましたが。

余談ですが「ねぇねぇ」とか「ちょっと」とかいう呼び声はキツく聞こえるのか、嫌な反応をします(私の言い方の問題?)。

という感じで初めは私の使う言葉でしかも頻回に耳にする言葉を使っていたんだけど、徐々に彼の日本での社会が広がるとともに、私は使わない言葉を使うように。

「バカ!」とか。

誰かに言われたの?って思わず心配しちゃったよ。

だって大人同士あんまり使わない言葉ですよね。

あとは、大阪の友だちの所にしばらく遊びに行って帰ってきた時は関西弁になってたり。

そうそう大阪から帰ってきてから彼が「疲れとう」って言うようになったんだけど、これは関西弁?違う気がするんだけど、なんだろう?

 日本語だけじゃないけど、一つの物でもその時によって色んな言い方があったり、日本語だと一つの漢字に複数の読み方があると思うんだけど、語彙が少ない彼は知っている単語を駆使して一所懸命に伝えようと頑張っています。

彼のキャラもあるし、外国人が日本語をたどたどしくても話していると「スゴい!」と絶賛してくれる日本人達に支えられ彼の日本語はフランス帰国後もそれなりに維持だけでなく向上しています。

汚い話でお食事中の方が読まれていたら申し訳ないのですが、「牛ふん」の事を「ウシクソ」と表現したり。笑

しばらくは思い出笑いするほど、ツボにはまってしまいました。

 

一方で私のフランス語はというと・・・

フランス語は日本語と違って、アクサンとかあるものの基本はアルファベットだし英単語と似た単語も多いと思うんだけど、その分英語を話すフランス人多い!

フランス語習っても会話が成立するほどのレベルじゃないと挨拶程度で、肝心な会話は英語っていうパターン。

フランス人はフランス語しか話さないんでしょ?ってフランスをあまり知らない方から聞かれることがありますが、そんなことはないです。

英語話せないんだっていうフランス人に出会った事がない訳ではないですが、複雑なことは言えないだけで基本的には簡単なやり取りは成立します。で、そういう彼らはスペイン語ならドイツ語なら、イタリア語なら話せるよって別の言語を提案されます。

フランス語のみしか話さないフランス人がいない訳ではないけど、出会う中では少数なイメージ。

さすが陸続きの国ですね。

日本も韓国や中国とかと陸続きだったら少しは話せるようになっていたのかしら。

 

そんな訳で私のフランス語、使用場面は主にレッスン(汗)。

実践は簡単な挨拶程度。

たまに私の事知らない場所、駅とかお店、レストラン(観光地じゃないところ)でフランス語で会話しようと試みるが、あっさり「英語で大丈夫だよ」と返されてしまう(汗)。

見た目がアジア人でも完璧なフランス語を話す方はたくさんいますし、むしろアジア人の見た目でもフランス人という方もいます。移民大国フランスならではですね。

なので観光地以外だとフランス語で話しかけられる事が多いですが、私のきっと日本人なまりのフランス語を聞いて、英語に切り替わるという・・・

でもはじめから英語で話しかけるより、フランス語で会話スタートした方が親切な気がするのは、気のせいではないハズ。

フランス語レベルは低空飛行ですが、シャルルドゴール空港で係員に「フランス語、英語どっち?」とフランス語で聞かれ「英語で」とフランス語で答えられくらいにはなりました。

無駄にフランス入国のスタンプが多いからフランス語で聞かれたのかな?

 

私たちの共通言語英語で主なコミュニケーションをするのはこれからも変わらないと思うけど、少しずつお互いの母語で伝えられる事が増えるといいなー。

なんて悠長な事を思っていますが、フランスに引っ越したらレベルに応じてフランス語の授業を希望関係なく受けなきゃいけないのよね。

でも大事なのは、レベルではなく何を伝えたいかといった内容だなと常々思っております。

これまで色んな旅人や現地の方と触れ合う中で、好きな音楽だったり自分の国の事などなど、話題が豊富でうらやましく思っていました。

私は相手に合わせて、興味あるかな?とか知っているかな?とか相手ありきで話題をチョイス。

そもそもそんなに豊富にネタがある訳ではないので、結局は相手の話を聞いて終わりって事も。

そんな自分にコンプレックスがあって、自分を変えようと独り旅にも出たけど、そんな急に人間変われない!

自分の短所を許して、自分で自分を苦しめず、楽に生きていきたいものです。

徐々に出来つつあるけど、やっぱりコンプレックス感じたり人と比べて落ち込んだり・・・

フランス語とともに私自身も成長していきたいです。