ツイてない年下フランス人彼との結婚行進曲

喜怒哀楽の激しいフランス人彼との結婚生活。約6年の時を経て無事に結婚行進曲を流すことができました。ネガティブ事が起こると「ツイてない。俺はいつもこうだ」と分かりやすく落ち込む彼。いつか「私と出会えツイていた」と思ってもらいたいと思いつけたブログタイトル。どうなるのか。。。

大反省の日  フランス生活

やはり一筋縄では済まないフランス生活。

Pôle emploi(日本でいう職安)が紹介するフランス語のコース( formation)の受講決定が受講日の前日に来たり、進まない手続きにイライラ、更には追加で書類を求められたり、大量のフランス語の手紙の処理・・・等々


フランス語のコースはまさかこのバカンス時期に始まるとは思っていなかったものの、受講希望していたので良いニュースではあるんだけど、色々と急で。
あぁフランスに住んでいるんだなぁって実感する瞬間。

前回も書いたけど、

 

franpon.hatenablog.com

 

終わらない手続き。
更によく分からないフランス語だから余計にストレスで。

そんな積もりに積もったストレス、不満、疲れなどが一気に爆発し、昨日は彼に当たり散らしてしまった。
前回のblogにも書いたけど、彼と一緒に生活するための手続きなのに、その手続きが原因でケンカするって本末転倒。

見通しがたったら手続き系の事もblogに書きたいと思っているんだけど、全く見通しが立たない。
忘れそうなので、途中経過ってことで書き出そうかな。

以前どこかでも書いたけど、フランスって国は基本的に博愛の国だと思います。(個人個人は色々ですが)
移民がフランスにスムーズに暮らせるようにっていうシステムもまぁあるのかなって思っています。
日本は親切な人は多いけど、システムに関しては課題があるように思います。

ただ!
ただ!このフランスでシステムの中に入るにはかなりの労力が必要。
システムを作ったは良いものの、それを運用する能力に大きな課題があります。
課題がはっきりしているのに改善しないフランス、ここにも課題が。

とまぁ話は逸れましたが、そんなこんなで、積もり積もった物が大爆発!
彼に見事に当たりました。
今日はゴメンねビールを買って帰ろうと思います。

そんな近況報告。笑
国際結婚、憧れだけじゃ厳しいぜ!
全てオーガナイズしてくれる彼がうらやましいと思うときも正直あるけど、この国で生き抜くには英語じゃなくフランス語!
そして忍耐。
悪態をつくのではなく、ブラック(?)ジョークで返せるユーモア。

はい、まだまだ修行が足りません。
出直してきます。

フライト片道キャンセル コロナによるフライトキャンセル

書きたいことがたくさんあるのになかなか書けず。
時間はあるけど、時間の使い方が下手なんだと思う。
リフレッシュ&リラックスがついついダラダラと続いてしまう。
メリハリが課題だわ。
毎日blog投稿されている方とかホントにスゴいと思う。
毎日は無理でもせめて1週間に1回は投稿したい!

さて今回は、フライトキャンセル&返金までの流れについて書きたいと思います。

blogにも何度も書いていますが、フランス引っ越しの際、私は片道切符ではなく往復で購入していたんです。
理由はいくつかあって、まずは①安い。
往復で購入するのと片道で購入するのでそれほど料金が変わらないのって不思議。
なんどかgoggle先生に聞いたけど、スッと理由が言えないって事は分かっていないからだと思う。

後は②日本でやりたい事があった。
結婚、引っ越しとバタバタ。しかも辞令がおりるかも分からなかったので、ホントに引っ越せるかも分からずで、ごく身近で親しくさせてもらっている方にしか伝えられずだったので、会いたい人に会うというの私のやりたい事の一つ。
後は毎年参加しているイベントに参加したかった(結局コロナの影響でイベント事態がキャンセルになってしまったけど)

③タイミングが良い。
1年ビザのため、フランス入国後約半年くらいがちょうど良い帰国のタイミング。
夏は彼とバカンスに行きたかったので、気候も良いゴールデンウイーク当たりがぴったり。
春夏を見送ると、ビザが切れる間際や切れそうなタイミングでの帰国になってしまうので、それはちょっと避けたかった。

ただOFIIの召喚のタイミングやOFII指定のフランス語学校、手続き等で日にちの変更やキャンセルは多いにあるだろうなぁとは覚悟してのチケット購入でした。
学校も順調に始まり、終了日も分かり、購入した日に帰ることができると分かった時はおぉっ!てなりました。
まさかこういう事態になるとは・・・。
きっと多くの人がそうだと思いますが。

まさにロックダウン真っ最中!
空港まで行けるのか?
それ以前に飛行機が飛んでいるのか?

航空会社のHP、空港のHP色々チェックしたものの、いまいち情報が掴めず。(きっと日々状況が変化している中、各機関大混乱だったんだと思います)

それに私自身も葛藤が。
もし飛行機が飛んでいたとしたら帰国するの?
この頃日本でも自粛要請中だったので、気軽に友人には会えない。
帰国者にはPCR検査が義務づけられている。
必要としている人になかなか検査が行き届いていない中、急を要する帰国でもない私に検査している場合じゃないんでは?
公共の交通機関を使って帰宅できない中、依頼すれば家族が車で迎えに来てくれるだろうけど、リスクの高い空港に呼び出すのってどうなの?
等々、数日悩みました。
友人に会えずとも、足りなくなった日本食購入はできるし、日本食思う存分食べる事ができる、家族には会えるし。
いやいや今じゃなくても・・・

はいって事で、飛行機がもし飛んでいても私はキャンセルしようと決意!
この決意が揺るぐ前にキャンセルしなくては・・・!

私は航空会社ではなく代理店を通しての購入だったため、先ずは代理店に連絡。
つながらねー。だよねって感じ。
で、航空会社に連絡。
まさかですが、一発でつながったんです。

で、やはり欠航との事。
ですよね。
でも決心が鈍らなくて済む。
当分運航の見通しがないため、チケットの変更ではなくキャンセルを進められましたが、やはり代理店を通して手続きをする必要はあるとの事でした。

代理店に連絡。
ようやく繋がりチケットキャンセルの旨を話すと、なんと運航するって言うではないですか!
いやいや、さっきの航空会社とのやり取りは何?
きっと各代理店にまで連絡してないって事だろうと思い、やはりキャンセルする事に。
飛ばないっていう方が信憑性高いし。

片道使用済みでしたが、無事にキャンセルが出来ました。
連絡後、数日でキャンセルの見積もりのメールが届き、見積もりに合意するメール、そしてキャンセル。
コロナできっと大忙しだったと思いますが、このやり取りはかなりスムーズでした。

気になる返金額ですが、チケット購入金額(燃料費等全て込み)の半額よりちょい高めの額が返金されました。
この計算はよく分からないけど、やはり欠航だったのではと考えています。
運航していてのキャンセルとはやはり額に多少影響するのでは?
ただ真意は分かりません。

そんな感じです。
どなたかの参考になればと思っていますが、ただきっちり返金を確認するまでは安易に書いてはいけないと思い、ここまで引っ張ってしまいました。

 

 キャンセルのお話はここにも登場します。

 

franpon.hatenablog.com

 

いざ!OFIIへ

この話の続きです。

 

franpon.hatenablog.com

 

OFIIの呼び出し(召喚状)には、付き添いは入れませんと書いてあり、それを見た彼はまるで鬼の首を取ったかのように嬉しそうに付き添えないらしいと嬉しそうに教えてくれました。
期待してないし、いいけど。

実際に行ってみると中には入れないけど、外では付き添いのパートナーと一緒のカップル多数。笑 まぁいいけど。
っていうか、分かっちゃいたけど集合時間の感覚の違い。
日本だと記載してある時間に説明などが始まる感覚だけど、フランスは記載してある時間に門が開く。笑
そこから荷物等のセキュリティチェック、パスポート、召喚状のチャックなどが始まり、実際にスタートしたのは召喚状に書かれた時間から約40分後。
分かってはいたものの、政府機関からの呼び出し日本の感覚で早めに到着しだいぶ待たされたのは言うまでもありません。
だって召喚状に遅刻厳禁って書いてあったら早めに行くよね。
これってやはり日本人の常識であって、世界の常識でない?
それとも世界の常識であって、フランスの常識でないのか?

 

始めは全体で説明。
たぶん今日の流れなどを話していたけど、全部フランス語だったので理解半分。イヤっきっと半分も理解出来ていない気がするが、確かめようがない。

今日集合している人たちは、ロシア人?っていう感じの方がほとんどで、アジア人数人、アフリカ系数名、アラブ系数名っていう感じ。

全体での説明の後はテスト。
椅子に付いている小さなテーブル使いにくい。
テストの内容は
・絵とフランス語単語の線結び
・地図と経路検索を見て質問に答える 3つの選択肢から選ぶ
・手紙を読んで、3つの選択肢から答えを選ぶ
・名前、住所、電話番号を書く
・絵を見て自由記述
・旅先から手紙を書く
はっきり言ってフランス語が分からなくても英語がある程度できる人なら選択肢問題や個人情報に関する記述はできると思う。
っていうか、英語ができなくても日本の受験勉強を経験している人なら、文中から同じ単語を探して前後を見て答えを探し出すテクニックや違うだろう内容の選択肢を削除していく方法など、ある程度点数は取れるテスト内容だと思いました。

でも集めるときにかなりの人が白紙でビビる。
っていうか、さっきガンガンフランス語で質問していなかった?

テストの後は一人一人呼ばれて面接。
面接を担当したOFIIのスタッフはとても丁寧で、フランス語が話せないと言うととっても分かりやすい英語で話して頂いた上に、更に仕事上フランス語のチェックも兼ねてフランス語でも聞くけど、気を悪くしないでと丁寧に配慮まで。
名前や住所、年齢、夫に関する質問、フランスでの生活に関する事には答えられるものの、複雑な内容になるとお手上げ。
教えてもらった事は、日本での学歴をフランスでも認めてもらうための手続き、仕事の探し方、運転免許の交換、次の滞在許可書の申請のための予約時期等々、フランスで生活していくためのアドバイスをしていただきました。
最後のテストの結果について。
線結び、選択肢、個人情報に関する質問は全問正解。
自由記述は、幼児レベルしか書けず。
スタッフとの面談を通して、簡単な事は理解し、聞き取り可能、話す事もできるという判断。
結果によって義務づけられているフランス語学校は200時間もしくは100時間。
いやいや「お名前は?」「何歳ですか?」とか幼児レベルの言語しか話せないんですけど。
それでいきなり、保護者なしでフランス社会に放り出されても無理って言い張ったら、400時間のフランス語受講を獲得出来ました。
この移民に義務づけられている(レベルによっては免除)フランス語学校を嫌がるブログも見かけますが、私はすごく良いシステムだと思います。
他のヨーロッパはどうか分からないけど、一応(一応ね?)移民がフランス社会で生きていけるように支援してくれる。
まどろっこしい手続きはたくさんあるけど。
支援大歓迎。っていうか、支援必要。
そんな訳で、ちょっと交渉したら400時間貰えました。
ホントは最大の800時間欲しいところでしたが、そこまでは言えず。
200時間終わった所で、一旦テストを受けてそこで合格点だったら終了。
終了してもまだフランス語コースを継続したかったら次のステップ(A2 DELF)も無料で受講可能と教えて頂きました。


フランス語学校は面接の2日後に始まる日を提案され、やや驚く。
いやー、先輩方のblogを見ると結構待ったと書いてあるので、1ヶ月後くらいに始まればいいなぁなんて思っていたので。
ちょっと悪あがきして3日後から受講することに。笑

市民講座と言われているものも約3週間後の土曜日、2週続けて受講が決まりました。
OFIIの事務所では最初の2回分だけの予約になり、残り2回は行った先で次回の予約を取ることになるそうです。(これに関しては通訳の関係でその場では予約を取らずに、連絡が来る場合もあるようです。日本語もしくは英語の通訳を希望したところ、英語通訳者が来る日をその場で確認でき予約が取れました。ある日本人の方は日本語のみの通訳を希望し、その場では予約が取れずその後もなかなか日程が決まらなかったようです)

あと所謂滞在許可書を有効化するために押していたスタンプ等は廃止になり、フランス入国後にオンラインで支払った際にメールに添付されていた書類が、滞在許可書を有効化する証明書になるようで、パスポートとともに持ち歩くことをオススメすると言われました。
オンラインで支払った手続きは以下に書きました。

 

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面接の後は健康診断。
要領は悪いけど、ホントにフランスってスゴい!
これがもうちょっとシステム的に動いてくれればと思うけど、まぁこれがおフランスですね。笑
健康診断までやってくれるとは。

事前に母子手帳の写真を撮っておいて、受けた予防接種の名前と年代をメモしておきました。


噂のレントゲン
情報によると上半身裸とか下着で並ばされたなんていうのもblogで読んだけど、私が受けたところはレントゲン室に入る前の小部屋で一人で服を脱ぐことができ、しかも金属や下着だけ外してロンTを着て撮ることができました。
しかも廊下からレントゲン室の前の小部屋には鍵をかけられるようになっており、プライバシーも安全面も守られるという配慮付き。
もちろん入れ替え性なので、着替えから終了まで技師以外の人と顔を合わせる事はありませんでした。
いやぁなんとも当たり前の事なのに、色々なblog情報を読んでいただけに感動。
求める基準を下げておくと、色々感動できてお得です。

そしてなぜか二人の医師と面談。
一人目の医師は英語で身長、体重、生活習慣等を口頭で質問。
タバコは吸わない、運動はそこそこするって答えたら「素晴らしい」を連発。
なんとも持ち上げ上手な医師です。
その後椅子に座った状態と横になって、簡単な触診で終了。

これで終わりかと思えば、なぜか別の医師と面談。
この医師は実際に機材をつかって身長・体重の測定。笑
なんなんだぁ。(ちょっとサバ読んだのがバレた。笑)
そして予防注射歴について聞かれたので、あらかじめメモしていた物を見せ、メモ確認後に何やら説明。
英語で説明してくれたんですが、専門用語の部分が分からずGoogle翻訳で教えて頂きました。
というか既にGoogle翻訳には絶対に伝えるべき内容が予め入力されており、来た患者(?)の国に設定を変えるだけになっているという。珍しく合理的なやり取りにまたまた感動。
ちなみに私の前の人はロシア人だったようで、ロシア語から日本語に変換。
便利な世の中だわ。
で、教えて頂いたのは、なんとフランスでは何年かに1回は破傷風の予防接種をするのが義務だそう。(何年に1回なのか忘れてしまいました。3年とか5年とかだったような?ご存知の方教えて下さい)
私は破傷風の予防接種は受けているものの、もちろん期限切れだったので、予防注射をしてくれる連絡先を頂き後日受けに行くように言われました。
この予防注射も無料だそうです。

でも実はまだ受けに行っていないんです。
彼に聞いたところ彼も義務で打たなければいけない事を知らず、なら一緒に受けに行こうとなったんですが、私もすぐにフランス語学校が始まり、彼も仕事。
ズルズルしているうちにコロナってことで未だに受けられず。

なんだか第2波来そうで怖いので、このバカンス中に彼と日程を合わせて受けに行きたいなぁと計画中。
そううまくはいかないかもしれませんが。笑
また受けに行ったらその時はblogで様子を報告します。

こういう義務って彼も知らずにフランス人していますが、きっと何かきっかけがない限り知らずに過ごしている人はいるのではと思う。
情報って大事だなぁって思うと同時に情報の取り入れ方難しいなと思った次第です。

 

結婚一周年

7月になってしまいましたが、6月で結婚して1年が経ちました。
早い。
前半は結婚後すぐに元の別居生活だったので、全く結婚している実感が持てませんでした。

最近ようやく私は結婚してフランスに住んでいるんだなと少しずつ感じるようになってきたものの、なんだかまだまだ。
きっと遠距離している期間が長すぎていつかまたふらっと日本に帰るような感覚でいるからかもしれません。
まぁ実際には帰る事はできませんでしたが、帰ろうとしてましたから。笑

飛行機がキャンセル、受け入れの日本の対応も厳しいなども理由で帰国は断念しました。詳しくは↓

 

franpon.hatenablog.com

 


結婚する前から、そして今も続いている手続きオンパレード。笑
終わりません。
ずっと何かしらの手続きをしています。
いつかこの日々を懐かしむ事ができるのかしらっていうくらいの終わりの見えない手続きたち。

付き合った当初は生活スタイルとか価値観とかでケンカしたこともあったけど、最近はこの手続きのストレスが原因でケンカしてしまう私たち。
一緒に生きていくためにフランスに移住して、その生活に必要な手続きなのに全くもって本末転倒なケンカ。
冷静になれば彼とケンカしている場合じゃないって思うんだけど、結構フランスの手続きがストレスで。涙
フランス人でさえも複雑で時間がかかってストレスを感じる手続きらしい。
それを言葉が不自由な外国人がするのはもっと大変な事ってみんなに理解してもらえているんだけど、、、、

大変です。

もちろんフランス生活良い面もあります。
当たり前だけど、ずっと遠距離だった彼と一緒に生活することができているし、言葉は不自由だけど不自由なりに話せばコミュニケーションが大好きなフランス人かなりの確率で笑顔で返してくれます。

旅好きで色々な国を見てきてたつもりだったけど、やっぱりその地に足を付けて生活していくのではかなり視点が異なり新しい事を学んだり、今まで考えもしなかった事で立ち止まってみたり・・・

良い年して何言っているのって感じですが、外国人が外国に住むって憧れだけじゃできない。
でも豊かな人生が送ることができているように思います。
その時その時で自分が(自分たちが)最善って思った選択肢を選び楽しく生きていくことができたらなぁって思っています。

まぁとりあえずは早く手続き等終わらせて穏やかに過ごしたいっていうのが本音。笑
仕方がないことですが、フランス到着後すぐに無期限のスト(ストが多いフランスですが、この長さはフランスでも初(?多分)らしいです)、ストの後はコロナによる移動制限。笑
ただでさえゆっくりゆっくりのフランス、更にゆっくり、もしくは機能停止。

仕方ないよ。仕方ないけどさ。
で移動制限解除後、落ち着いたかなと思ったらバカンス。笑
バカンス中、行政は全くストップということはないと思うけど、急ぎの案件くらいにしか対応してもらえないと思った方がいいらしいです。笑


仕方ない(Tant pis!)フランス人の口癖でもあるけど、私もフランスに住み始めてから良く言うようになっていた。
日本に住んでいた時は、理系の思考もあってかどうしてその状況になったか、論理的に聞き出していたけど(細かい事から役所の手続きに対しても。嫌味な奴ですね)、フランスではこの状況になっている事に対して特に理由なんてない。
理由を聞いても改善する気ないし。笑
結果、仕方ない。
時々仕方ないを通り越して、怒りが・・・。
でも怒ったところで何も解決しないので、仕方ない。笑

 

ただ私一つだけ仕方ないで済ませたくない事があるんです。
それはフランスに住んでいる理由。
なぜか私結婚しているようには見られないようで(彼と一緒の場にいても)、なんでフランスに住んでいるのってよく聞かれるんです。
留学?とか、ビジネス?とか、研究?などなどよく聞かれます。
始めの頃は夫がフランス人で、以前一緒に日本に住んだけど、色々大変で結婚後はフランスに住むことを決意したの。仕方ないね。
チーン。
前向きな気持ちでフランスに引っ越して来たのに、人に話すときには、移住の理由が結婚しかなく、最終的には仕方なくフランスに住んでいるっていう締めくくり。
これはなんとかしたいなってホントに思う。
フランスに興味があってその流れで彼と知り合ったという訳ではない私たち。

たださっきも言ったようにフランスにもいっぱい良いところはある。
でもそれ以上に日本の素晴らしさが私の中で勝つのよね。
比較することではないのはよく分かっているんだけど。
色々な国に旅していても、結局は安心して帰る場所(日本)があるから旅が楽しいと思っている私。
いつか私もここがホームで安心して暮らせる場所って思えるかな。
彼がいるからっていう理由だけじゃない、私がここにいる理由を見つけたいと思っている今日この頃です。
簡単なようで、とっても難しい課題です。

 

結婚記念日はフランス料理ではなく、インド料理。

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本当はアジア料理もなく、ヨーロッパ料理でもない私たちが属さない中東系を食べに行こうかと思ったんですが、カレーの匂いにやられました。
美味しかった。

来年の結婚記念日は何を考え、何を食べているかな?
楽しみ。
手続き流石に終わっているといいなぁ。笑

 

OFIIからの召喚状

OFIIから召還されてからすでに半年経過してしまっている。(OFIIとはフランスのイミグレーションの機関で、多くの在仏日本人ブログでは移民局と紹介されているようです)
あたためすぎた。
でも私も先輩方のブログ情報を参考にしたように誰かの参考になれば、また私自身の記録のためにも書いておこうと思います。
参考になれば幸いなのですが、あくまでも私の場合はということと、コロナウィルス後また変化しているかもしれませんのでご了承下さい。

 

フランス到着後1ヶ月位で彼がキレました。笑
私的にはちまちまと家事やったり自分のことをやったり、フランス語の勉強したり(これはホントにたまにですが)していたつもりですが、友だちも作らず(寂しがりのフランス人からしたら大問題)仕事もせず(専業主婦という価値観はあまりフランス人にはありません)ダラダラと毎日過ごしてって怒りました。

なにもダラダラしたくてしている訳じゃないっ、ただ私は毎日毎日OFIIからの召喚状を待っているのよと説明。(あっ、ダラダラしているって認めてる。笑)
OFIIから召還された後の流れを説明し、フランス語のレベルに応じてフランス語の教育を受けたり、市民講座なるものを受けたりと忙しくなるから、今は働けんよっていう言い訳を。笑
本音はつい最近までかなりのハードワークで1~2ヶ月はゆっくりしたいっていう気持ちも・・・
渡仏前のハードワークに関してはぜひ過去記事をお読み下さい。

 

まぁ一応納得した彼ですが、いつ呼ばれるとも分からんものをいつまでも待ち続けるのはバカだ!と言い始め、まずはOFIIの事務所に電話。(多くの日仏カップルは不安に感じつつも大人しく待たれていると思うけど。)
もちろんのこと電話は繋がらず。
大抵2~3ヶ月待つみたいって言っても、こういうモードになった彼に何を言っても無駄なので、その勢いでアポも取らずにOFIIの事務所に乗り込む。笑
セキュリティの屈強なおじさんに彼が状況を説明。
本人の私のみ入館が許される。
今考えても良く入れてくれたなって思います。
ちなみにパスポートとビザを有効化したときに支払った時の返信メールに添付されていた書類は持参していました。
有効化手続きは以下です。

 

franpon.hatenablog.com

 

受付で対応していただいたOFIIのスタッフもとても丁寧であしらったりすることはなく、私の書類を確認したりパソコンで調べたりと、神対応!(評価基準かなり下がってますよね。笑)
具体的にいつとは分からないけど、1ヶ月しかまだ経っていないからもう少し待って欲しい。場合によっては、3ヶ月待つこともある。3ヶ月過ぎても連絡がない場合は、再度連絡が欲しいと言われました。
また召喚状はメールに変わったという情報を聞いていたのだけれど、その受付では郵送で届く旨も教えて頂きました。
そんなOFII事務所訪問。笑
私の持っている情報と実際に聞きに行って教えてもらった情報では何ら変わらないと思うけど、一応納得した彼。(日本人の情報発信の正確さをなめんなよ!笑)

 

OFII突撃訪問から約1週間半、召喚状届く。笑
何だったんでしょうね。
当日迷わないための場所の事前確認ができて良かったって思うことにします。

召喚状を手にしたのはフランス入国から約1ヶ月半。
召還日は召喚状が届いた日から約3週間後、ちなみにフランス入国から約2ヶ月と1週間でお呼び出しの運びとなりました。
早いのか普通なのかは分からないけど(遅いということはない!)、特にトラブルなくここまでできたことにちょっと感動。
本当に召喚状届いたっていう感動。
当たり前の流れなんだけど、当たり前に処理されないこともあるだけに、安堵やら感動やら。笑
そんな感動の召喚状が届いたお話でした。笑

ちょっとダラダラと書いてしまったので、実際のOFIIでの様子はまた次回書きたいと思います。

コロナウィルスによるアジア人差別

コロナウィルスが広がり始めた頃に言われていたコロナによるアジア人差別ですが、今頃になってされました。
されたといっても2回ですが。
なぜ今頃になって?

 

ないですって書いたブログが以下です。

 

franpon.hatenablog.com

 


フランスはコロナウィルスをコントロールできるようになって、ウィルス戦争に勝利したはずでは?

なぜ今になって(2回目。笑)

進まないフランスの行政手続きやその他諸々なんだか思うこと等々の影響もあり、今回の言葉に悲しかったり疲れたりという気持ちになりました・・・

なんなんですかね。

とりあえず今のところフランスに入国するには、フランス滞在ビザ保持者もしくは両国間の国境移動が認められているヨーロッパ内に居住されている方のみになるので、私なんかよりアジア人差別に関してはベテラン(?笑)だと思うので、あまり参考にならないかもしれませんが、私の記録のために書こうと思います。
夏頃にはもしかしたらどの国に対しても国境が開くかもしれないですし。

コロナウィルスの前からアジア人差別がなかったわけではありません。
西洋の人をみかけたらまず「Hello」と話しかける日本人と同じように(全員ではないですが、彼が日本に住んでいたときに必ずハローでしたし、なぜかアメリカ人と決めて話しかけられる事が多かったです)、「ニーハオ」と声をかけられたときは「こんにちは」もしくは「Bonjour」と返事をするとその後はごめん、違ったんだぁという反応をされることが多かったです。
同じアジア人でも中国人・韓国人・日本人の見分けって難しいなって思います。
なんとなく日本人っぽいメークや服装で、日本の方かなぁって思ったり。
それに中国の方って人口も多いし、フランスに住んでいるアジア人の中で中国人がトップじゃないかなって思います。
私もフランス人だと思ったらドイツ人だったりなんて事もありますし。
相手の国を間違えてしまうのは誰にでもあること。
話は逸れますが、タイとかベトナムの観光客を相手にする人達ってほぼ間違えずに相手の国の言葉で話しかけてスゴいなって思います。プロですね。

まぁそういう訳で国を間違えたのではなく、差別しようと意図的にオチョクるような話し方なんですよね。
「ニーハオ、チンチャオチャ」みたいな。意味のない音だけを中国語っぽくして話しかけてくる。
アメリカから始まった警察によると黒人差別とは種類は違いますが、見下したような、バカにしたような、おちょくるような、そういう種類の差別。
決して良い気持ちはしませんが、いちいち反応していても仕方ないので無視です。
物乞いにお金をせびられても「ごめんなさい。」って反応している私。
ただ無視も立派な反応ですよね。

移動制限前や移動制限中は特になかった差別的発言(そもそも移動制限中はそんなに人と会う機会はありませんでしたが)、移動制限解除後に投げつけられました。
移動制限中にストレスや不安を感じ、そのはけ口なのかな?

残念な発言を言ってきた方はティーンエージャーのアラブ系の若者です。
1回目は男の子グループ。
「ニーハオ、チンチャオチャ、コロナ、コロナ」
2回目は女の子グループ
「あっ、コロナ、コロナ」
ちなみに別の日です。
とっても残念ですが、最初に書いたコロナ関係なく差別的なおちょくる発言をしてくるのもアラブ系の方です。
アラブ系に嫌われているのかな?
ただ2回とも私が一人、相手はグループ。
もしかしたら同い年とかちょい年上くらいにしか思われていない可能性がある(図々しいですが)
どーいうつもりでその発言を私に?
彼らは知らないのかな?
日本はフランスより人口が多いのにちょっとコロナ感染患者が増えただけで重大な事としては捉えている一方で、日本より人口の少ないフランスは今もなお三桁のコロナ感染患者数。
自粛しないと社会の批判をっていう日本人心理もうまく利用しているなって思うけど自粛のみでかなり行動制限している日本人。
その一方で罰金にしないと守れない一部の方々。
まだまだ三桁で患者が出ているのに、患者数押さえているアジアをバカにする彼ら。
中国の今のコロナ感染患者数は分からないけど、抑えられているんじゃないのかな?

ただ単に暇なのかな?
色々謎過ぎる。
どういう意図なんだろうか?
ホントに嫌悪感を抱いたら声をかけたり近付くのも嫌だと思うけど。
自己防衛されていたフランス人(多分)の方は自らソーシャルディスタンスをキープ、人とすれ違う時もだいぶ避けて歩いていたのを見た時は、そのあからさまな避け方にぎょっとしましたが、誰に対しても同じで差別ではなく自己防衛と分かるものでした。
ホントにアジア人全員がコロナウィルスの菌保持者で嫌悪感を抱くのであれば避けますよね。

人を嫌な気持ちにして楽しんでいるんだとしたらホントにかわいそうな人達ですよね。
もっと楽しい事あるのに。

ただコロナウィルスのせいで長期に渡って移動が制限され、会いたい人に会えないストレス、経済的な困窮による不安から、はけ口になったのであれば、やり方は間違っているけど納得。

育ってきた環境が違うからと彼には言われるけど、その時の勢いで投げつけた言葉自体は消えるけど、言われた人、言った人の経験には残るし、何も生まれないだけじゃなく逆に相手を憎く思えたり陥れたくなったり、仕返ししたくなったりと悪循環なだけ。


まだまだ油断の許さないフランスだけど、マクロン大統領が言うにはウィルスはコントロール下にあるしウィルス戦争に勝ったっていうんだもん。制限がゼロじゃないけど、観光客もほぼいないフランスで移動制限中出来なかった事をゆっくり仲間と楽しみなって思うのはあまちゃんかな?(きっとそんなつまんない発言を投げつけるより楽しいかと思うけど)

という私のコロナウィルスによるアジア人差別体験でした。
もしかしたらあともう一回あるかもしれないのですが、こういったことが2回あった後なので私がちょっと被害的になっているからかもしれません。
どういう状況だったかと言うと、私がちょうど通り過ぎた時に「はぁ~、コロナ~」とため息混じりに呟かれたんです。
アラブ系の老人に。ちなみにカフェで一人でお茶しているところを私が通りがかったんです。
バカにした言い方ではなく、疲れ果てた感じだったので、私が通りがかったタイミングと重なっただけかもしれません。
というか、そういうことにしておこう。

 

スリ未遂事件もそうだけど、アラブ系の人に嫌われやすくターゲット化されやすいようです。
スリ未遂事件はよろしければ、以外を読んで下さい。

 

franpon.hatenablog.com

 

私はアラビアンナイトの世界観、流石に民族衣装を着ている男性は見かけませんが、男性・女性ともにアラブの衣装好きなんだけどなぁ。
まぁドバイとかカタールのアラブ系をイメージして話しちゃダメと言われるので、ここまでにしますが、なんとか嫌われずにやっていきたいものです。

今度言われたら、フランスのスローガン「自由・平等・博愛」を教えてあげよう。
至る所に書いてあるし、フランス国民はもちろん、移民もそれを学ぶ場が義務付けられています。
知らないハズはないけど、知らないのかな?
知らないという事は時々無知で非常識な行動にも繋がるしね!
ここは人生の先輩として。笑

短気は損気。
知恵とユーモアで乗り越えていきたいな。
色々と。笑

配偶者ビザ有効化手続き OFII

マンション退去前までホントにバタバタでしたが、実家に帰宅してもバタバタでした。
マンション退去前のバタバタは以下をよろしかったら読んで下さい。

 

franpon.hatenablog.com

 


送別会っぽい飲み会後に終電で実家に帰宅。
ようやく眠れる?
いやいやまだやることが。
終電で帰宅したただでさえ迷惑な娘なのに、寝ずにバタバタ動き回るっていう。ホントごめんなさい。
前々から薄々感じていたとは思うけど、令和になった5月に結婚の意志を伝え、6月に結婚。11月に渡仏するっていうドタバタ娘に親として色々思うことはあるだろうに、特に何も言わずに送り出してくれる両親にホントに感謝です。

何をバタバタ動き回っていたかというと、実家の荷物整理で出た不要品をメルカリに出品し売れた物達をコンビニで発送するっていう作業。
最後の最後までバタバタです。しかもメルカリのやり取りの最後に受け取り評価を受け、購入者を評価して終わるのですが、その作業は言うまでもなくフランスでしました。
メルカリ発送後は、最後の荷造り。
なんだかんだすっごい量の荷物になってしまい、このままいったら確実に重量オーバー。追加料金確実コースです。笑い
以前、追加料金を払ったのですが、とんでもなく高い。
いつかこの話しも書きたいな。
ということで持っていくのを諦める物と持っていく物を再度考える必要が出てきました。
調整しては体重計に載せを繰り返す。笑
微妙な数値まで近付け後は空港で測る事に。
(飛行機慣れしている人には当たり前ですが、大抵どこの空港にも荷物の重量を計測する機械があるので、チェックインカウンターに行く前に調整できますよ。時々カウンターでオーバーを伝えられその場でトランクを開けて手荷物に移動させている人を見かけます。そういう情報も発信していきたいのに、なかなか実行に移せない。)

そんなこんなで実家滞在はあんまりゆっくりできなかったけど、日本滞在の最後の食事が母親の手料理で良かった。
特に感情的にもならず、まぁちょっくらフランス行ってきますっていうカンジで出発。
まぁこの頃は5月に次の帰国が決まっている状態だったし、日本にいる頃の帰省のタイミングとそんなに変わらないこともあり、そんなカンジでした。

空港では最後の重量チェックで捨てた物もあったけど、特にトラブルもなく無事に出発。
飛行機の中ではようやく安心したのか、っていうかもう心配しても後戻りはできないしっていうことで、何日かぶりの爆睡。
飛行機では眠れる方なんですが、ここまで寝るフライトも久しぶり。
フライトミールの提供にも気が付かず爆睡していたらしい。
起きたらCAコールして下さいっていうメモが。
CAコールしたら機内食を持ってきて下さいました。
そんなよく寝たフライト。
無事にフランス到着。
私は往復のチケットだったからかフランス入国の審査で特に何か聞かれる事はありませんでした。
ちなみに日本出国の際は聞かれましたよ。聞かれたって言っても「ビザがあるんですね」程度。

 

そしていよいよ彼?夫とも感動の再会?
これから二人の甘い新婚生活の始まり~なんて甘い世界ではありません。
フランスにはビザを有効化する手続きっていうめんどくさい作業があるんです。
そんなにたくさんの国を知っている訳じゃないけど、この手続きってフランス独特な気がします。
大使館でビザを発行してもらって終わりではないんですよね。(必要ないビザの種類もあるようですが、配偶者ビザは有効化の手続きが必要です)
でも以前は郵送、郵送っていってもフランスの郵便事情(日本以外はどこも同じ?)の関係で配達記録を付けたりなんていう手間もあったようですが、私の場合はネットから手続き登録ができました。(詳しくはビザを発行してもらう際に、フランス大使館から説明があるかと思います。どなたかのブログ情報によるとマクロン政権になり変わったようです)
しかもその手続きに必要なOFII(フランス移民局)のホームページ、有り難いことにフランス語以外にも英語も選択出来ます。
有り難や~。
日本に彼が住んでいたときの教訓を元に、独りで出来る事は自分でやるをモットーにしていた私にとっては願ったり叶ったりです。これからフランスは住む人の発言とは思えんという批判はナシでお願いします。
そんなこんなで聞かれた質問事項にサクサクと答え、いざ税金の250ユーロをカードで払おうとすると何度もエラー。
カードを変更しても無理。
最近TGVのチケットなどフランスでのインターネットの支払いでいつもはじかれる私のカード。
結局は彼に頼ってしまった。スマン。
原因はたぶんIBNじゃないからだと思います。
普通にお店では使え、ネット支払いのみ使えないんです。フランス旅行で事前にネットでチケット等をご購入予定の方はお気を付け下さい。

まぁ色々ありながらも250ユーロを支払い手続き完了すると、登録したアドレスに支払った領収書やらビザを有効化する書類などが送られてきます。
以前はOFIIから召還されそこで有効化のスタンプを押されて始めてビザが有効化しますが、今はネットで支払い返信メールに添付された書類を受け取ることで有効化完了です。
この作業が完了すればセキュリテ・ソシアルSécurité Sociale(社会保障、日本でいう健康保険)加入のための手続きが開始できます。

 

ビザ有効化の手続きはフランス入国3ヶ月以内に行う必要があります。

 

ただビザが有効化されても配偶者ビザの場合は、やはりOFIIからの召喚状ももらいそこで面接やらテストやらする必要があるんです。

 

OFIIからの召喚状がきて、実際にOFIIに行ったお話はまた次回書きます。